夫婦喧嘩から巧妙【日本人夫と中国人妻の夜な夜なボヤき】#2

(ある週末の夫婦の会話から)

ケン

僕は色々と家事をやっていると思っているけど。

イーリン

私たちはお互いに、自分の方が相手よりもしていると思っているということが問題だね。

ケン

僕は助けをしていないと思っている?

イーリン

というよりお互いに自分はこれだけやっているのに相手は十分にしていないと思っていることが問題だね。

ケン

正直、僕の方がもっとしていると自分は思っていたよ。

イーリン

それにびっくりだよ。私がどれだけやっているかわかっていないでしょ。

ケン

え、じゃさっきも聞いたけど、僕がやっていないと思っているの?

イーリン

やっている、やっていないが問題でなくて、お互いに相手を認めていないことが問題で、これがずっと続いてきたことがまずいね。

ケン

・・・・・・

イーリン

どうしたら解決できると思うの?

ケン

正直、解決方法はすぐにはわからないよ。でも今回お互いにこう言って話してクリアになったんじゃない?

イーリン

私はクリアにならないよ。だって同じことを繰り返してしまっているわけでしょ。

ケン

でも今回、こうしてお互い共通の問題点がはっきりしたし、これは間違いなくお互いの問題であることは間違いなくなったでしょ?

イーリン

あと私たちが問題解決をするためにお祈りしなければいけないけど、私たちは一緒に祈るのも、なかなか続かなかったでしょ?

ケン

僕は、あなたのせいで続かないと思っていたよ。

イーリン

私は、あなたが私と一緒にしたくないと思っていたよ。

ケン

つまりここもさっきと同じで、お互いのせいにしていたんだね。

イーリン

そうだね!

ケン

そうだね〜

イーリン

つまり私たちはお互いのことを低く見て、自分の方がやっているのに……って思っていることが問題なんだね。

ケン

じゃあ、とにかく祈り始めないといけないね。正直、どうすれば解決できるかは、まだわからないけど、祈って与えられること求めないとね。

イーリン

わかった。たとえば、夜の9時からは必ず二人で祈ることにしない?

ケン

まずお祈りして答えを神様に求めてから決めよう。

イーリン

わかった。

ケン

天の神さま、私たちは今、お互いに自分を自分で高めてお互いに低く見ていることが共通の問題だとわかりました。

どうすればお互いに謙虚になれるか、どう問題を解決すべきかはわかりません。

どうぞ、神さまが導き、わたしたちがその導きに素直に従えることができるようにつくり変えて下さい。

イエスさまのみ名によってお祈りします。アーメン

イーリン

神さま、わたしたちの弱さを作り変えて下さい。

わたしたちのエゴを砕いて謙虚になれますように、そしてわたしたちが神さまの器として用いられるために神さまに頼り、神さまに従えますように助けて下さい。

わたしたちにあなたが必要です。どうぞ、わたしたちの働き、生活、夫婦の関係に関わって下さい。

イエスさまのみ名によって祈ります。アーメン

このお祈りはまだ続いています。

結婚の時に指導牧師をして下さっていた藤田昌孝牧師がこう言われていたことを思い出しました。

お互いに「してもらう」結婚生活をすると疲れてしまいます。しかしお互いに「してあげたい」と思う結婚生活をすれば毎日発見と進歩があります。

キリストに対する畏れをもって、互いに仕え合いなさい。妻たちよ、主に仕えるように、自分の夫に仕えなさい。キリストが教会の頭であり、自らその体の救い主であるように、夫は妻の頭だからです。また、教会がキリストに仕えるように、妻もすべての面で夫に仕えるべきです。夫たちよ、キリストが教会を愛し、教会のために御自分をお与えになったように、妻を愛しなさい。キリストがそうなさったのは、言葉を伴う水の洗いによって、教会を清めて聖なるものとし、しみやしわやそのたぐいのものは何一つない、聖なる、汚れのない、栄光に輝く教会を御自分の前に立たせるためでした。そのように夫も、自分の体のように妻を愛さなくてはなりません。妻を愛する人は、自分自身を愛しているのです。わが身を憎んだ者は一人もおらず、かえって、キリストが教会になさったように、わが身を養い、いたわるものです。わたしたちは、キリストの体の一部なのです。「それゆえ、人は父と母を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。」この神秘は偉大です。わたしは、キリストと教会について述べているのです。いずれにせよ、あなたがたも、それぞれ、妻を自分のように愛しなさい。妻は夫を敬いなさい。 エフェソの信徒への手紙5:21-33

コラムでもなんでもない!ただの夫婦の会話……悔い改めやん!

そんなんですいません……

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『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

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