エッサイ

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どんな人?

ダビデ王の父。

聖書箇所:サムエル上(1サムエル)16章

ストーリー

ベツレヘムでの生活

・祖父母は、ボアズとルツ

ルツ記に登場するボアズとルツの間には、オベドが生まれ、その息子がエッサイになります。(ルツ4:21,22)

・農家として

エッサイは、後に「ダビデの町」として知られるベツレヘムで農家として生活し、家畜の群れを持ち、富と地位を得た人物でした。さらに彼には、8人の息子と2人の娘がいました。

息子が王様に

・末っ子ダビデが次の王に選ばれる

新しい王を選ぶために、預言者サムエルがエッサイの家を訪ねます。エッサイは長男エリアブを始め、7人の息子にサムエルの前を通らせましたが、誰もサムエルの目にはとまりません。そこで、そのときに、羊の番をしていた末っ子ダビデを連れてこさせます。するとサムエルは、ダビデに油を注ぎ、次の王としたのです。

・モアブに避難

当時の王であったサウルは、ダビデのことを妬み、彼を何度も殺そうとします。身の危険を感じたのか、ダビデの両親であるエッサイとその妻は、モアブに身を隠します。(サムエル上(1サムエル)22:3,4)モアブは、エッサイの祖母であるルツの出身地でした。

もっと知りたい

息子であるダビデは、しばしば「エッサイの子」と呼ばれています(サムエル上(1サムエル)20:27など)。イザヤ書には、「エッサイの株」もしくは「エッサイの根」(イザヤ11:1,10)からメシアが登場することが預言されていましたが、エッサイの家系つまり、ダビデの子孫から、イエス・キリストが誕生します。

参考文献

新聖書大辞典(いのちのことば社)

新共同訳聖書辞典(キリスト新聞社)

Horn, S. H. (1979). In The Seventh-day Adventist Bible Dictionary (p. 584). Review and Herald Publishing Association.

Easton, M. G. (1893). In Illustrated Bible Dictionary and Treasury of Biblical History,

Biography, Geography, Doctrine, and Literature (p. 376). New York: Harper & Brothers.

聖書の引用は、特記がない限り日本聖書協会口語訳を使用しています。
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