逆さまになってた絵

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逆さまになってた絵

黒い直線と、赤、青、黄の三原色で構成された絵が有名なピート・モンドリアンというオランダの抽象画家がいます。そんな彼の作品の一つである「ニューヨークシティI」が、ニューヨーク近代美術館に初展示された1945年から実に77年にも渡って逆さまに展示され続けていたことが先日明らかとなり話題となっています。モンドリアンの死の数日後に撮影された彼のアトリエの写真が発見され、イーゼルに置かれた同じ絵が逆さまに写っていたことから今回の件に至ったようです。

知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。わたしがこう言うのは、あなたがたが巧みな議論にだまされないようにするためです。(コロサイの信徒への手紙2章3節、4節)

私たちの住むこの世界には、まだまだ未知なことがたくさんあります。今回のモンドリアンの絵のように、真実が明らかになるまで一定の時を経なければならない場合も多く存在します。ダニエル書やヨハネの黙示録における聖書のみ言葉も同様に、時を追うごとに真理が示されてきました。では、なぜ神さまはこのような方法を時に選ばれるのでしょうか。

もし、造られたものが、神とそのみわざをことごとく理解することができて、そこまで到達するのであれば、それ以上の真理の発見もなければ、知識の成長もなく、頭脳や心の発達もやんでしまいます。そうなれば、神はもはや至上者でなくなり、知識と学識に到達した人類には、進歩の余地は無くなるでしょう。しかし、そうでないことを神に感謝せねばなりません。・・・そして、人は永遠に求め学び続けても、神の知恵、神の慈悲、神の力の財宝は決して尽きることはないのです。

「希望への光」―キリストへの道―1973ページ

大切なことは、人間の限られた知識ばかりに目を留めるのではなく、時に応じて成長させてくださる神さまを覚えて感謝をささげることではないでしょうか。

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『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

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