【すぐわかる聖書講座#1】聖書の世界観って何?【神の言葉】

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善と悪の戦い

さて、天では戦いが起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍もその使いたちも応戦したが、勝てなかった。黙示録12:7(口語訳)

聖書には世界の始まりに善と悪の戦いがあったと書かれています。この戦いは力と力の武力による戦いではなく、言葉による「論争」でした。聖書の初めから終わりまでこの戦いの物語がつづられています。

この物語の主人公はイエス・キリストであり、また彼に敵対した者、敵が登場します。旧約聖書が書かれた主な言語であるヘブライ語では、敵は「サタン」です。キリストとサタンとの間のこの「論争」があると聖書は言っているのです。

この論争はまさに今、あなたが持っている疑問そのものかもしれません。「神は愛なのか」「神は正義なのか」「神は従うに値するのか」サタンはこの疑問を投げかけていきました。そして、この疑問に神は答えられるのです。これから一緒にシリーズでこの論争を見ていきたいと思います。

聖書の目的

キリストとサタンの戦いは、まるで情報戦のようです。サタンがキリストを訴え、評判を下げようとし、キリストはサタンの訴えに反論していく。そのような世界観が聖書にはあります。この情報戦の中でキリストからの情報として、私たちには聖書が与えられました。キリストはこう言っています。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。ヨハネ5:39(口語訳)

ちょうどZoomやライン電話を使って、今会えない人とつながれるように、聖書を使って今はまだ会えないキリストとつながれます。ラインやZoomで応答が来なかったら悲しいですよね。キリストは今、ずっと私たちからの応答を待っています。

では、聖書を学んでいった先には一体何が待っているのでしょうか。

幼い時から、聖書に親しみ、それが、キリスト・イエスに対する信仰によって救いに至る知恵を、あなたに与えうる書物であることを知っている。2テモテ3:15(口語訳) 

聖書は「救い」へと私たちを導くのです。聖書の中に「救い」はないけれど、聖書は「救い」へと私たちを導く。では、「救い」とはなんでしょうか? 次回、学んでみましょう!

聖書の引用は、特記がない限り日本聖書協会新共同訳を使用しています。
そのほかの訳の場合はカッコがきで記載しており、以下からの引用となります。
『新共同訳』 ©︎共同訳聖書実行委員会 ©︎日本聖書協会
『口語訳』 ©︎日本聖書協会 
『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

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