【すぐわかる聖書講座#6】キリストは本当に復活したの?【子なる神】

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キリスト教において最も大事なこと

わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、(中略)キリストが、聖書に書いてあるとおり、わたしたちの罪のために死んだこと、そして葬られたこと、聖書に書いてあるとおり、3日目によみがえられたこと1コリント15:3-4(口語訳)

これこそキリスト教の信仰の中心です。では、キリストの復活は本当に起こったのでしょうか。

このパウロの手紙はキリストの死後から最低でも約25年以内に書かれています。この事件を知っている人の多くがまだ生存しており、キリスト教は迫害の最中にありました。つまり、いくらでも復活の事実を否定したい勢力が多くいるなかで出されたものなのです。

うそかどうかを確かめようと思えば確かめられる状況のなか、キリスト教をつぶしたい勢力はどのようにこれに対して動いているのでしょうか。

兵卒たちにたくさんの金を与えて言った、「弟子たちが夜中にきて、われわれの寝ている間に彼を盗んだ」と言え。(中略)この話は、今日に至るまでユダヤ人の間にひろまっている。マタイ18:12-15(口語訳) 

キリストの墓から遺体が盗まれないように警備に当たっていた兵士から話を聞いた敵対勢力の指導者たちは、「弟子たちが盗んだ」ということにしようとしました。他の資料の中にあるユダヤ人とクリスチャンとの問答にも「弟子たちが盗んだ」「盗んでいない」という会話が出てきます。

つまり共通認識として、1つ目キリストは死んだ、2つ目キリストの墓を厳重に警備した、3つ目キリストの墓から遺体が消えたという3つの認識があるのです。

弟子たちが盗むことは可能か

敵対勢力は「寝ている間に盗まれた」と主張しましたが、これには無理がありました。理由としては2つあります。1つ目、この当時の背景として警備の失敗は死を意味していました。2つ目に、弟子たちは少なくとも主要メンバーで12名いて、また十字架の数日前には民衆に歓迎されるキリストの姿を敵対勢力の人々も見ているはずので、数人の警備体制ではなかったはずです。100名ほどの兵士が配備されていてもおかしくない状況でした。

そのような兵士たちに、キリストが逮捕された時にキリストを見捨て、一目散に逃げた弟子たちが立ち向かえるでしょうか。

「キリストは死んだ」そして、「キリストの墓を厳重に警備したにもかかわらず、キリストの墓から遺体が消えた」。この2つの状況証拠が物語ることは「キリストの復活」です。

キリストは言われました。

見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである。マタイ28:20(口語訳)

では、どのようにキリストは共におられるのでしょうか。次回、学びましょう!

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そのほかの訳の場合はカッコがきで記載しており、以下からの引用となります。
『新共同訳』 ©︎共同訳聖書実行委員会 ©︎日本聖書協会
『口語訳』 ©︎日本聖書協会 
『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

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