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聖書の30%は預言
今わたしは、そのことが起らない先にあなたがたに語った。それは、事が起った時にあなたがたが信じるためである。ヨハネ14:29(口語訳)
聖書の30%は預言で満たされています。800もの預言が聖書には書かれていて、そのうち90%はすでに成就しました。そして、残り10%はもうすぐ成就するのです。
キリストに関する預言
ここで有名な預言の一つを見てみましょう。
それゆえ、エルサレムを建て直せと言う命令が出てから、メシアなるひとりの君がくるまで、7週と62週あることを知り、かつ悟りなさい。ダニエル9:25(口語訳)
ここには、エルサレム再建命令が出てから69週後にメシアつまり救い主が来るという預言があります。ここで注意が必要なのは、聖書の預言を解釈するときには1日を1年と数える原則があるということです(民数記14:34、エゼキエル4:6)。
つまりエルサレム再建命令が出てから、483年後に救い主は来るのです。
当時敗戦国であり、超大国に吸収合併されていたユダヤ人の自治が認められ、エルサレムが再建されるのは紀元前457年でアルタクセルクセス王によってなされます。
その483年後。紀元27年に、イエス・キリストの宣教活動が始まるのです。ルカはその開始時期を正確に記録しており、それが事実であることが明らかになっています。
この預言は紀元前6世紀に書かれたと信じられており、懐疑的な学者たちでさえも紀元前2世紀に書かれたと信じています。いずれにしてもキリストの誕生前に書かれたものであることには変わりありません。
キリストの預言が達成される確率
このほか、聖書にはキリストについての預言が数多く書かれています。数学者ピーターストーナーは、救い主についての預言とされる61のうちたった8つが達成される確率は、10の17乗の1であるとしています。
10の17乗枚のコインがあるとして、日本の全ての面積をそのコインが埋め尽くすと、約120センチの深さになります。その中に印されたコインを1枚だけ混ぜて、目隠しした人を連れてきて、その印されたコインをたった1回のチャレンジで探すように指示するのです。
そのコインを見つけ出す確率と、8つの預言をひとりの人が成就する確率は同じなのです。
聖書の預言は、神の存在と聖書の信ぴょう性を裏付けます。そうです。聖書は神からのメッセージなのです。では聖書以外には神からどのようなメッセージがあるのでしょうか。次回、学びましょう!