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自然も神からのメッセージ
神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造このかた、被造物において知られていて、明らかに認められるからである。したがって、彼らには弁解の余地がない。ローマ1:20(口語訳)
聖書は神からのメッセージでした。これを「啓示」と呼びます。さて、聖書以外には神からのメッセージ「啓示」はないのでしょうか。もちろんあります。自然界、歴史、私たちの良心なども神からのメッセージなのです。今日はとくに「自然界」に焦点を当てたいと思います。
科学的に神がいない決定的な証拠も、神がいる決定的な証拠も挙げることはできません。しかし、聖書ははっきりと神が世界を創造したとしています。
自然界についての科学者たちの見解
宇宙の膨張が観測されて以降、宇宙は「無」から生まれたというのが定説です。この宇宙の膨張、宇宙は膨らんでおり、宇宙には誕生があるということを発見し、ノーベル賞を受賞したジョージ・スムートはこのように言いました。
宇宙の誕生を発見したということは、神の顔を見たようなものだ。ジョージ・スムート
また今日、最も影響力のある進化生物学者スティーヴン・グールドは進化論についてこのように言いました。
跳躍(進化)が成功するたびに、次に跳躍(進化)が成功するまでの待ち時間は倍々に増加する。(中略)跳躍(進化)がはじめて成功するまでにかかる平均試行数は2回だとすると、10回めの成功を見るまでには1000回以上の試行を重ねなければならない。これでは(中略)可能性はじきにほとんどゼロになってしまう。
スティーヴン・グールド『ワンダフル・ライフ』ハヤカワ文庫NF、397-398頁
ここで彼はたった2回で最初の細胞をつくることに成功したとしても、小さな細胞から人間に進化していく可能性は「ほとんどゼロ」だと言っているのです。
いまのところわれわれは、こんな粗雑で予備的な仮説を紹介するくらいしかできない状況にある。
スティーヴン・グールド『ワンダフル・ライフ』ハヤカワ文庫NF、394頁
私たちには2つの価値観があります。1つは宇宙から「無」から生まれ、数学的にありえないとされる確率で誕生したが、本質的には偶然に過ぎないという価値観。もう1つは必然的に創造されたという価値観です。
では、私たちは何のために創造されたのでしょうか。次回、学びましょう!