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旧約聖書と新約聖書の違いって?
旧約聖書の内容をざっくり説明!
旧約聖書と新約聖書は、わたしたちクリスチャンがとても大切にする本で、この2つをまとめて「聖書」と呼んでいます。聖書には、66巻の本が含まれていて、それぞれに「創世記」などのタイトルがついていますが、大きく分けて「旧約聖書」「新約聖書」と分かれています。
旧約聖書には、物語や詩、歴史、預言が多く載っていますが、ざっくりその内容をまとめるならば「イスラエルの歴史」です。
旧約とは、旧い(ふるい)契約という意味で、翻訳の古さや教えの古さを指しているわけではありません。
この約束については、また後で見てみましょう!
新約聖書の内容をざっくり説明!
新約は、新しい契約という意味です。
新約聖書には、イエス・キリストの生涯や教えが書かれた福音書や最初のキリスト教徒たちの活動が書かれた本、またキリスト教の生き方について書かれた手紙などが含まれています。
新約聖書も旧約聖書も、同じくクリスチャンにとっては大切な本です!
では、契約とは何でしょうか?
契約ってなに?
見よ、神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となり、神自ら人と共にいまして、人の目から涙を全くぬぐいとってくださる。黙示録21:3,4(口語訳)
ここは天国の描写の場面です。ここでは4回「神と人が共にいる」ことが繰り返されていて、それこそが天国であり、救いであるとしています。
この約束ははるか昔からされていました。イスラエル民族の先祖であるアブラハムと神はこのような契約を結びました。
わたしはあなた及び後の代々の子孫と契約を立てて、永遠の契約とし、あなたと後の子孫との神となるであろう。創世記17:7(口語訳)
その後、神から離れ、奴隷となってしまったイスラエルを救ったモーセとの間で、神はもう一度確認されます。
わたしは聖所をあなたがたのうちに建て、心にあなたがたを忌みきらわないであろう。わたしはあなたがたのうちに歩み、あなたがたの神となり、あなたがたはわたしの民となるであろう。レビ26:11,12(口語訳)
しかし、イスラエルはまた神から離れます。そんな彼らに神は言われます。
見よ、わたしがイスラエルの家とユダとに新しい契約を立てる日が来る。・・・すなわちわたしは、わたしの律法を彼らのうちに置き、その心にしるす。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となると主は言われる。エレミヤ31:31,33(口語訳)
神は変わりません。変わらずにわたしはあなたの神になる、あなたはわたしの家族になるのだと言われています。そして、この契約を取り持っているのがキリストです。
それだから、キリストは新しい契約の仲保者なのである。ヘブライ(ヘブル)9:15(口語訳)
新しい契約
今まで見てきてわかるように、契約の内容は変わっていません。「新しい」と訳されている言葉は、ヘブル語でもギリシャ語でも「更新された」とか「新鮮な」というニュアンスがあります。
内容は変わっていませんが、人々が神から離れて、その内容を忘れてしまったので、「更新」されたり、「新鮮」に聞こえたりするのです。また、内容は変わっていませんが、その方法は変わりました。
いわゆる、旧約聖書の時代には聖所という場所を通して、神と人が共にいました。しかし、新約聖書の時代には聖所ではなく、イエスの十字架と聖霊の働きを通して、神と人が共にいるのです。
では、この神の大きな計画の全体像はどのようになっているのでしょうか。次回、学びましょう!