【すぐわかる聖書講座#14】世界の裏にある戦い【大いなる戦い】

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キリストとサタンの情報戦

さて、天で戦いが起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍もその使いたちも応戦したが、勝てなかった。そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。黙示録12:7(口語訳)

ここでは、キリスト側とサタン側の勢力が戦っている姿が出てきます。この戦いは武力と武力の戦いではなく、言葉による「論争」です。

神は愛なのか、正義なのか、その疑問をサタンはぶつけてくるのです。

わたしたちはキリストとサタンとの間の戦い、情報戦に巻き込まれているのです。キリストが正しいのか、サタンが正しいのか。この戦いを「大争闘」と言います。

聖書全体のテーマ

「神は愛なのか、正義なのか」言い換えれば、「なぜ苦しみはあるのか」。この質問は聖書全体を貫いているテーマなのです。

キリストはこの質問に十字架によって答えられました。十字架によって「神が愛であること、正義であること」を示され、わたしたちの罪を許されたのです。

しかし、まだこの戦いは終わっていません。サタンはわたしたちを訴え続けているのです。

考えてみてください。いきなり、あなたの目の前に前科3犯で放火、強盗、殺人、ありとあらゆる罪を重ねて、死刑になった男が現れ、「わたしは赦されました」、あなたの隣に住んでもいいですかと言われたらどうしますか。

心のどこかで「なぜ、ゆるされたのか」と疑問を持ちませんか。

「その判断を下した人物は正義があるのだろうか、愛があるのか」と疑問を持ちませんか。

サタンはこの疑問を神に使えている天使たちに投げかけていきます。

キリストはこの質問に天において答えられています。

あなたがたのために、場所を用意しに行くのだから。そして、行って、場所の用意ができたならば、またきて、あなたがたをわたしのところに迎えよう。ヨハネ14:2,3(口語訳)

そして、この疑問が天において完全に解決したときにわたしたちを迎えに来られるのです。

その後、わたしたちにも天において説明されたように、この疑問について完全に答えられます。

このキリストとサタンの戦い、大争闘の一つの山場は十字架です。

ではこの十字架の時、一体何が起こったのでしょうか。次回、学びましょう!

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