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残りの民とは
教会の歴史を振り返ると、たびたび人間的な問題により、教えが崩れていき、本来の教えとは異なる教えを伝えていたことがあります。しかし、そのような中においても、忠実に聖書の教えを守り続けた人々がいるのも事実です。
龍は、女に対して怒りを発し、女の残りの子ら、すなわち、神の戒めを守り、イエスのあかしを持っている者たちに対して、戦いをいどむために、出て行った。黙示録12:17(口語訳)
聖書の中で龍はサタンを象徴し(黙示録12:9)、女は教会を象徴しています(2コリント11:2)。ヨハネの黙示録12章17節では、「女の残りの子ら」と呼ばれる人々が登場します。「残り」という表現は、聖書の中で災害や迫害などの厳しい試練の後に、「残っている忠実な人々」を指すときに使われる表現です。
残りの民の特徴
では、この人々はどのような特徴を持っていたのでしょうか。ヨハネの黙示録12章17節と14章12節にその特徴が書かれています。
1つめはイエスに対する信仰を持っていること。つまり、キリストが神であり、救い主であり、わたしたちを救うことができる唯一の方であることを認めることです。
聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」と言うことができない。1コリント12:3
2つめは神の戒めを守っていることです。
「彼におる」と言う者は、彼が歩かれたように、その人自身も歩くべきである。1ヨハネ2:6(口語訳)
そして、3つめがイエスのあかしを持っていることです。「イエスのあかしは、すなわち預言の霊である」と聖書には書かれています(黙示録19:10)。預言とは、預かる言葉と書きます。この人々は神からのメッセージを明確に理解し、持っている人々なのです。それは単に未来を伝える預言や預言者だけでなく、聖書そのもののメッセージをも指しています。
では、この「預言の霊」について学ぶ前に「霊の賜物」について学びましょう。次回、学びましょう!