【すぐわかる聖書講座#35】なぜ、あのとき……【千年期と罪の終り】

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目次

時系列の整理

聖書を見てみると、この地球の歴史の終わりは次のような時系列をたどることがわかります。

1. 再臨(第一の復活) 

「キリストにあって死んだ人々が、……よみがえ」るときです(テサロニケ人への第一の手紙4章16節)。

2. 千年期

救われた人々がキリストと共に1,000年間、支配し(ヨハネの黙示録20章4節―6節)、サタンはこの1,000年の間、つながれてしまいます(ヨハネの黙示録20章1節―3節)。

3. 千年期後

「千年の期間が終ると、サタンはその獄から解放され」(ヨハネの黙示録20章7節)、「悪をおこなった人々は、さばきを受けるためによみがえ」り(ヨハネによる福音書5章29節)、「天から火が下ってきて、彼らを焼き尽」くすのです(ヨハネの黙示録20章9節)。

再臨前の裁き

ついに日の老いたる者<父なる神>がきて、いと高き者の聖徒のために審判をおこなった。そしてその時がきて、この聖徒たちは国を受けた。ダニエル書7章22節

ダニエル書7章には、聖徒(救われるもの)が国を受ける前に、審判を受ける様子が描かれています。つまり、この時点で救われるものが決まっているのです。

では、ダニエル書7章は何のための、そして、だれのための裁きを描いているのでしょうか。

ダニエル書7章10節を見てみると、「彼に仕える者は千々、彼の前にはべるものは万々」という表現で天使たちが登場します。

すでに救いが決められているとするのであれば、この裁きの目的は、その決定事項が適切であることの説明する役割であると言えるでしょう。神は天使たちに、その決定の説明責任を果たされるのです。

千年期の裁き

同じように千年期の裁きは、だれが救われ、だれが滅びるかを決めるものではありません。それらはすでに決まっています。

義人が参加するさばきは、悪人たちがなぜ滅びたのかということについて義人がいだく疑問に答える目的です。神は彼らに、ご自身のあわれみと正義の働きをお示しになるのです。

『アドベンチストの信仰』649ページ

ダニエル書7章に描かれている再臨前の裁きにおいて、神が天使たちに説明責任を果たされたように、ヨハネの黙示録20章では、わたしたちに説明責任を果たされる場面が登場しているのです。

もし、あなたが天に行ったとき、そこに愛するものがいないとわかったら、どうでしょうか?

神は本当に愛なのか? その判断は正しいのか? そう思うのではないでしょうか。

そのような疑いこそが、キリストとサタンとの間の論争である大争闘を引き起こしたのです。だからこそ、そのような疑いをすべて払拭するために、神は1,000年かけて、この疑問に対して答えられるのです。

そしてこのときに、わたしたちが生きていたときに起きた悲しみや苦しみの裏側も説明されます。「なぜ、あのとき……」という疑問のすべてに答えてくださるのです。

こうして、わたしたちが神に対して抱いたすべての疑問が払拭されて、初めて罪が滅ぼされ、天国が始まります。

その場面を次回、学んでみましょう!

聖書の引用は、特記がない限り日本聖書協会口語訳を使用しています。
そのほかの訳の場合はカッコがきで記載しており、以下からの引用となります。
『新共同訳』 ©︎共同訳聖書実行委員会 ©︎日本聖書協会
『口語訳』 ©︎日本聖書協会 
『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

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