夢を通して語られる
エジプトの王様ファラオは、不思議な夢を見たのですが、その夢の意味を知りたいと思い、エジプト中の賢者たちや魔術師たちを集めて、見た夢の意味を求めました。
しかし、残念ながら、だれも解き明かすことが出来ませんでした。
聖書の中には不思議な夢を見た人のお話はたくさん出てきます。
たとえば、ダビデ王の息子であったソロモン王は夢枕に立たれた神さまから「何事でも願うがよい。あなたに与えよう」と語りかけられました。
旧約聖書ダニエル書に出てくるバビロンの王様ネブカドネツァルも夢をみました。
それから、新約聖書では、救い主イエス・キリストの父親ヨセフはイエス様がお生まれになる前に夢を見ました。主の使いが夢に現れ、語られました。
その後、彼らが進むべき道が夢によって示されるのでした。
聖書を通して語られる
聖書がまだ出来上がってなかった時代は、夢を通して神さまは語られることが多かったようです。
現代において、神さまは夢で語るということは、珍しいことです。しかし、夢の代わりに、わたしたちには聖書という書物、神さまの声を書き記したものが与えられています。
実際に夢は見れなかったとしても、聖書のみ言葉を読むことによって、いつでも神さまの御声を聞くことができます。
これはとてもすごいことで、感謝なことではないでしょうか。
いつでもどこでも聖書を持ち歩いていれば、神さまの声をしっかりと聴くことができるのです。そして、わたしたち、それぞれに与えられている夢を解き明かすことができるのです。
キリスト教の布教活動の大いなる立役者となった使徒パウロは、聖書についてのこのように語っています。
新約聖書テモテへの手紙第二3章15節~17節
「この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を、あなたに与えることができます。聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。こうして、神に仕える人は、どのような善い業をも行うことができるように、十分に整えられるのです。」
ぜひ、聖書を読んで学んで、みなさまに与えられている夢を解き明かして頂きたいと思います。