【すぐわかる聖書講座#39】神が最後に創造したもの【安息日】

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天地創造の最後に創造したもの

神は6日間かけて、天地を創造され、7日目に休まれました。なぜでしょうか?

6日間かけないと、創造することができなかったのでしょうか。そうではありません。

神は全能、つまりすべてが可能であると聖書には書かれています。つまり、6日間かけないと創造できなかったのではなく、「あえて」6日間かけたということです。言い換えれば、7日目の休日を創造するために、6日間という時間をかけたのです。

神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての創造のわざを終って休まれたからである。創世記2:2―3

「聖別」とは「超特別に区別する」ことです。

神は特別に区別された日を設けるために、6日間かけて、創造されたのです。その意味では、神が最後に創造されたものが第7日の安息日であると言えるでしょう。

不変の十戒

わたしが律法や預言者を廃するためにきた、と思ってはならない。廃するためではなく、成就するためにきたのである。よく言っておく。天地が滅び行くまでは、律法の一点一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである。マタイによる福音書5章18節

キリストは、はっきりと十戒が廃止されないことを宣言されています。それはキリストの死後も、弟子たちが安息日の集会を持っていた記録が84あることからもわかります。

この安息日は、金曜日の日没から土曜日の日没までで、キリストの死後も変わることなく守られました。しかし、時代の流れと共に、社会的な情勢に流され、日曜日に礼拝を行うように変わってしまったのです。

安息日の目的

安息日は創造の記念日であり(出エジプト20:11)、救いの記念日でもあります(申命記5:15)。

言い換えれば、安息日は疲れた心身をいやす休日としてだけでなく、人がだれにつくられたかを感じ、だれに救われたのかを思い、そして、だれとの関係を大切にしているかを考える時なのです。

だからこそ、神との関係を大切にしていることの証である安息日はいつでも良いわけではないのです。

大切な人の記念日を、相手に告げることもなく、ささいな都合でおろそかにすることができるでしょうか?

安息日は創造主である神を礼拝しているしるしであり、神への愛情表現なのです。

わたしはまた彼らに安息日を与えて、わたしと彼らとの間のしるしとした。これは主なるわたしが彼らを聖別したことを、彼らに知らせるためである。エゼキエル書20章12節

聖書の引用は、特記がない限り日本聖書協会口語訳を使用しています。
そのほかの訳の場合はカッコがきで記載しており、以下からの引用となります。
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『口語訳』 ©︎日本聖書協会 
『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

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