目次
どんな人?
アブラハムの甥。ソドムが滅ぼされるとき、天使に救い出されて、滅びから免れます。
聖書箇所:創世記12―14章、19章
ストーリー
アブラハムと共にカナンへ
アブラハムの兄弟の子
アブラハムには、ハランという兄弟がいて、ハランの息子がロトになります。ロトはアブラハムと一緒にカナンに向かいます。
アブラハムと別行動
アブラハムもロトも、たくさんの財産や家畜を持っていました。彼らが住んでいた場所は狭すぎたため、二人は別行動をとるようになります。ロトが選んだのは、邪悪な住民が住むソドムでした。

ソドムでの生活
捕虜からの救出
しばらく経って、ロトは戦いに巻き込まれ、捕虜となってしまいます。それを聞いたアブラハムは、軍を率いてロトを救出します。
ソドムの滅亡
ソドムの住民たちの罪はきわみに達し、神さまはソドムを滅ぼすことを決断します。二人の天使がロトのもとを訪ねた際、ロトは彼らをもてなします。そして、今すぐソドムから逃れなければならないことを知らされます。ロトとその家族はソドムを逃れますが、ロトの妻は途中後ろを振り返ったため、塩の柱になってしまいました。
娘たちとの間に子供が生まれる
ロトと二人の娘は、山の中の洞穴に住みます。自らの結婚が難しいと判断した娘たちは、ロトを酒に酔わせて一緒に寝ます。そして、二人とも子どもを産み、一人がモアブ人の祖先、もう一人がアンモン人の祖先になります。
もっと知りたい
ロトの子孫であるモアブ人から、ルツが登場します。
参考文献
新聖書大辞典(いのちのことば社)
新共同訳聖書辞典(キリスト新聞社)