目次
どんな人?
ヤコブの妻。ヨセフとベニヤミンを産みました。
聖書箇所:創世記29―35章
ストーリー
ヤコブの妻となる
・井戸での出会い
ラケルが父ラバンの羊に水を飲ませていると、従兄弟であるヤコブがやって来ます。ヤコブは、兄エサウのもとから逃げていたところでした。
・ヤコブと結婚
ラケルはとても美しい女性で、ヤコブは彼女のことを愛していました。ヤコブはラケルと結婚するため、七年間ラバンのもとで働きます。しかしヤコブはラバンにだまされ、姉レアと結婚させられます。その後ラケルとも結婚しますが、さらに七年間働くことになります。
ヨセフ、ベニヤミンを産む
・姉への妬み
ラケルは、ヤコブにとても愛されていましたが子どもができませんでした。一方、レアにはたくさんの子供ができ、ラケルはそのことを妬みました。彼女は、ヤコブに女奴隷であるビルハを与え、生まれた子供(ダン、ナフタリ)を自らの子どもとします。
・ヨセフを産む
ラケルにも待望の男の子が生まれます。男の子は、ヨセフと名付けられました。やがてヤコブは、ヨセフを特別扱いするようになります。

・ベニヤミンを産む
ラケルは二人目の子ども(ベニヤミン)を産みます。難産のため彼女は死に、エフラタに葬られます。
もっと知りたい
エレミヤ書31章15節やマタイによる福音書2章16節―18節には、子を失い悲しむ女性として、ラケルが登場します。
参考文献
新聖書大辞典(いのちのことば社)
新共同訳聖書辞典(キリスト新聞社)