ボヘミア宗教改革 信仰のために火刑に処される【リニエージ】シーズン1 #14

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フスの処刑

フスは当時の権力者たちに引き渡されたあとで信条を撤回するかどうか、最後にもう一度尋ねられました
彼は答えました。

「私にどんな過ちがあるのでしょうか?」
「私には何の罪もないと確信しています」

彼はコンスタンツのに連れてこられ、火刑に処されました。

フスの体を完全に焼き尽くすまで、執行人たちは三度も火を燃やさなければなりませんでした。さらに、彼らはフスの遺灰を土とともに掘り起こし、ライン川に投げ捨てました。

ジェロームの苦難

フスの処刑から一年後、ジェロームも同じ場所に立ちました。執行人が彼の後ろ側に回ったとき、彼は言いました。

「正面から火をつけてください。死を恐れているのなら、私ははじめからここにはいません」

二人は雄々しく死んでいきました。

教皇派の一人の熱心な男が、フスとジェロームの死について次のような言葉を残しています。

「二人とも、強い心で最後のときを迎えていました。それはまるで結婚式の祝宴に向かうようでした。苦痛の叫びをあげることもなく、炎が上がったとき、彼らは讃美歌を歌い始めました。激しい炎の中で、彼らの歌声が止むことはありませんでした」と。

二人は、100%神のために生きました。だからこそ、悲劇的に思える最後を迎えても、彼らは後悔することなく死ぬことができたのです。

私たちも100%神のために生き、自分の人生を神に完全にゆだねるならば、悔いのない人生をおくることができるのです。

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