モーセ ーイスラエル人を奴隷から解放した預言者ー【聖書の登場人物】

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モーセについて

旧約聖書に出てくるモーセという人は、エジプトで奴隷になっていた数百万人のイスラエルの民を解放した預言者です。

聖書箇所:出エジプト記、レビ記、民数記、申命記に主に登場する。系図は出エジプト記6章14〜27節。

謙遜であったモーセ

聖書は、偉大なリーダーである彼について、意外な側面を描いています。

民数記12章3節の言葉です。「モーセという人はこの地上のだれにもまさって謙遜であった」。だれよりも謙遜であったというモーセの品性が形作られていった秘訣はどこにあったのでしょうか。

それは、祈りです。彼は神と交わるために、たびたび山に登りましたが、あるときから、山から下ったモーセの顔が光を放ちはじめました。

人は、触れるもの、見つめるもの、見上げるものに似ると言われます。モーセは、顔の皮が光を放つほど、祈りを通して栄光に輝く神と交わっていたのです。彼の謙遜さは、この神との交わりによって生まれました。

神に似る

モーセがシナイ山に登ったときの様子も聖書に記録されています。出エジプト記24章15節から18節です。「こうしてモーセは山に登ったが、雲は山をおおっていた。主の栄光がシナイ山の上にとどまり、……七日目に主は雲の中からモーセを呼ばれた。主の栄光は山の頂で、燃える火のようにイスラエルの人々の目に見えたが、モーセは雲の中にはいって、山に登った。そしてモーセは四十日四十夜、山にいた。」

モーセは神に「どうぞ、あなたの栄光をわたしにお示しください」と祈りました。エレン・ホワイトという聖書の解説者が「神との交わりが密接であればあるほど、……いよいよ神のかたちに近づき、神の性質にあずかることも、ますます容易になる」と書いているように、私たちは神と交わることによって神のご性質に似た者となり、神の栄光の姿を現すようになるというのです。

アッシジのフランチェスコは「キリストをいつも宣べ伝えなさい。必要ならば言葉を使いなさい」と言いました。つまり、言葉よりもあなたの存在自体で神の愛を表し、周りの人々を祝福しなさいという意味です。聖なる神との交わりは、私たちの品性だけでなく、生き方をも変えるのです。

有名な出来事

杖が蛇に変わる 〜十の災いと出エジプト〜

エジプトを脱出するのに先立ち、杖を蛇に変えるというしるしを神はモーセに示しました。杖が蛇に変わるしるしを始め、モーセはファラオに川が血に変わるしるし、いなごの災い、雹(ひょう)の災いなど様々なしるしをファラオとエジプトに示しました。

聖書箇所:出エジプト記4章1〜9節、出エジプト記7章8節〜11章36節。

海が割れる

有名なモーセが海を割った物語は出エジプトの最終局面で、イスラエル人がファラオの軍勢に追い詰められる時に起きます。その場所は葦の海と呼ばれる場所で、現在の紅海にあたります。

「モーセが手を海に向かって差し伸べると、主は夜もすがら激しい東風をもって海を押し返されたので、海は乾いた地に変わり、水は別れた。」(出エジプト記14章21節)

聖書箇所:出エジプト記14章

十戒

十戒は守るべき掟として神がイスラエル人に与えたものです。その内容は

第1戒「あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。」
第2戒「あなたはいかなる像も造ってはならない。」
第3戒「あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。」
第4戒「安息日を心に留め、これを聖別せよ。」
第5戒「あなたの父母を敬え。」
第6戒「殺してはならない。」
第7戒「姦淫してはならない。」
第8戒「盗んではならない。」
第9戒「隣人に関して偽証してはならない。」
第10戒「隣人の家を欲してはならない。」

聖書箇所:出エジプト記20章1〜17節、申命記5章6〜21節。

聖書の引用は、特記がない限り日本聖書協会新共同訳を使用しています。
そのほかの訳の場合はカッコがきで記載しており、以下からの引用となります。
『新共同訳』 ©︎共同訳聖書実行委員会 ©︎日本聖書協会
『口語訳』 ©︎日本聖書協会 
『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

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