神の恵みに対応する【主また救い主キリスト】#4

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恵み深い天の父なる神は、すべての人が救われるように完全な道を備えてくださいました。罪のうちに死んでいた私たちはキリスト・イエスにあって生きることができます。使徒パウロは次のように宣言しています。「口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです」(ロマ10:9)。フィリピの看守から、救われるためにはどうしたらよいでしょうか、と尋ねられたときのパウロとシラスの返答は単純で、的を射たものでした。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」(使徒16:31)。救いは神の完全な計画を受け入れるすべての人に与えられます。主イエス・キリストを信じるとき、私たちは救われます。

残念なことに、すべての人が喜んで神の完全な計画を受け入れるわけではありません。ある人々は十字架と血による贖いのメッセージを人類の野蛮な過去の遺物と見なします。ある人々は神の知恵よりも自分の知恵に頼ろうとします。

問 使徒パウロは神の完全な救いの計画に対する多様な応答について何と言っていますか(I コリ1:18 ~ 31)。これらの応答は、どの程度現代人にも共通して見られるものですか。

  使徒時代においては、イエス・キリストの死を屈辱的な出来事、つまずきの石と見なす人たちがいました。犯罪人として処刑された者がどうしてメシアと言えるのでしょうか。十字架の言葉を愚かなものと見なす人たちもいました。ひとりの人間の死がどのようにして人類の運命を左右するというのでしょうか。これらの人たちは、自分自身の宗教的見解に反するという理由で、あるいは単に合理的、論理的、「科学的」とは思えないという理由で、神の完全な救いの計画を拒み、神の恵みを侮りました。しかしながら、イエス・キリストによる救いの福音を喜んで受け入れる人たちもいました。彼らは自分の罪のためのキリストの死を神の力また神の知恵として受け入れました。福音に反対する人たちがいたにもかかわらず、使徒パウロは次のように宣言しました。「わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです」(ロマ1:16)。

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*本記事は、聖書研究ガイド2005年第3期『主イエスを体験する』からの抜粋です。

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