この記事は約2分で読むことができます。
イエスを救い主また主として受け入れた後であっても、私たちはこの世のさまざまな誘惑によって道を逸れる可能性があります。二次的な事柄に心を奪われて、地上のものではなく天上のものに心を留めるように求められていることを容易に忘れがちです。結局のところ、私たちは地上に生きていて、周囲をこの世の様々なもので囲まれているのです。もちろん、この世のものの多くが、それ自体において悪であるというわけではありません(創1:31 参照)。重要なのは、良いものと悪いものの違いを知ることです。
このことについて、もう少し詳しく考えてみましょう。私たちは、「キリストと共に復活させられた」(コロ2:12 ──ロマ6:4 参照)ゆえに、つまり自分に死に(コロ3:3)、今やキリストにあって新しい命にあずかっているゆえに、天上のもの、つまりイエスを知る以前に心を留めていた「地上のもの」でない「上にあるもの」に思いを向けるべきです。イエス・キリストが私たちのために死に(ロマ5:6 参照)、私たちの罪のための代価を払い(イザ53:6 参照)、御自身の完全な義をもって私たちを覆い(ロマ4:4 ~ 8 参照)、今や天において私たちのために執り成しておられるゆえに(ヘブ9:24 参照)、私たちはキリストとキリストが私たちのために成し遂げてくださった大いなる贖いに心を留めるべきです(I コリ1:30 参照)。
私たちの主また救い主イエス・キリストは神の右の座に着いておられます。私たちは、もろもろの天を通過し、常に生きていて、私たちのために執り成しておられる偉大な大祭司に心を向けるべきです。
「あなたの思いを救い主に向けなさい。世の喧騒から離れ、キリストの影に座りなさい。そうすれば、騒々しい日常の労苦と戦いの中にあって、あなたは新たな力を得るであろう」(エレン・G・ホワイト『天上で』62 ページ)。
◆ 救いの計画、人となられたキリスト、私たちのためのキリストの身代わりの死、天の聖所における執り成しの働きについて瞑想してください。そこに啓示されている神の品性、また私たちに与えられている希望と約束について考えてください。毎日、この雰囲気の中で生活するなら、私たちの生き方はどのように変わるでしょうか。
\ 心のサプリのシリーズ別アーカイブはこちら /
*本記事は、聖書研究ガイド2005年第3期『主イエスを体験する』からの抜粋です。