悪い言葉を避ける【言葉の主】#25

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使徒パウロはエフェソの信者に悪い言葉を避けるように勧めています。不幸にも、私たちの多くは悪い言葉を当たり前と考える社会的環境の中に生きています。人々は軽々しく主の名を唱え、不敬な言葉を用い、みだらなことを言います。たとえクリスチャンであっても、もしこのような言葉にさらされているなら、遅かれ早かれ、その影響を受け、自分自身も悪い言葉を話すようになります。絶えず警戒する必要があります。

パウロはエフェソ4:29 で「悪い言葉」と言っていますが、これはどんなことを意味すると思いますか。冒瀆的な言葉に限らないのはなぜですか。

出20:16、箴10:18、エフェ4:31、ヤコ3:5~ 13、4:11

悪い言葉は人を傷つけます。テモテI の3:11 で「中傷する者たち」(欽定訳)あるいは「悪意のある話し手」(新国際訳)と訳されているギリシア語の“ディアボロス” は、敵であるサタンに対して用いられている名称の一つです。悪い言葉を使っている人たちは、実際にはサタンの働きをしているのです。言葉の持つ力をよく表しています。

対照的に、使徒パウロは「必要な啓発に役立つ」(エフェ4:29、新欽定訳)言葉を用いるように信者に勧めています。ここで用いられている言葉は字義的には「造り上げる」を意味します。ある翻訳は次のように訳しています。「不健全な言葉を一切口にしてはなりません。ただ、聞く人のためになるように、人を造り上げるのに役立つ言葉を、その人の必要に応じて語りなさい」(エフェ4:29、新国際訳)。

このように、私たちの言葉は、善にせよ悪にせよ、人を信仰において造り上げるにせよ、だめにするにせよ、大きな影響力を持っています。善にせよ悪にせよ、啓発するにせよ疑いを抱かせるにせよ、言葉の力を体験したことのない人はいないでしょう。言葉に限らず、それを話すときの口調や態度にも注意する必要があります。事実、正しい言葉であっても、間違った精神をもって語るなら、それは「悪い言葉」となります。

◆ あなたは「悪い言葉」を口にしていませんか。これには呪いの言葉だけでなく、偽り、中傷、誇張、批判なども含まれます。あなた自身を厳しく吟味してください。あなたの言葉を変えるにはどうしたらよいですか。

沈黙の賜物―賢者ソロモンは、「語る時」があり、「黙する時」があると言っています(コヘ3:7)。イエス・キリストがあなたの言葉の主となられるとき、あなたは神の栄光と隣人の祝福のために語るだけでなく、沈黙を守るべき時をもわきまえるようになります。

今週(テーマ「言葉の主」)の研究に関連して、あなたがどの程度イエス・キリストを自分の言葉の主としているか考えてください。あなた自身の言葉よりも神の言葉に心を集中して、聖書を読んでください。あなたの感じたことを日記に書きとめてください。静かに神の言葉に心を向けるとき、言葉の賜物の大切さが理解できるようになります。

「兄弟や姉妹に対して反対の言葉をひと言も言わないように心に誓うことができればよいと思う。……彼らのうわさ話をしたり、品性を批判したりしないで、イエスの愛と真理の愛をもって彼らのもとに行き、彼らを助けるようにしなさい」(エレン・G・ホワイト『天上で』289 ページ)。

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*本記事は、聖書研究ガイド2005年第3期『主イエスを体験する』からの抜粋です。

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