共同体の賜物【関係の主】#35

この記事は約2分で読むことができます。

キリストの主権のもとで生きる人たちは独特の共同体意識を経験します。この共同体を表すために新約聖書が用いているギリシア語名詞は“コイノニア” です。この語はしばしば「交わり」と訳されます。一部の学者によれば、使徒パウロがコリントⅡの13:14 で述べている「聖霊の交わり」という言葉は「聖霊によってもたらされる交わり」と訳すこともできます。言い換えるなら、私たちが互いに交わる程度は、聖霊が私たちのうちに働いてくださる程度に比例します。

初期のキリスト教共同体が使徒言行録2:41 ~ 47 でどのように描かれているか調べてください。ルカは、彼らが絶え間なく“コイノニア” を続けていた、と記しています。聖句を読んだ後で、次の質問に答えてください。

そこにはどんな実際的、神学的一致が見られましたか。

そこにはどのような宗教的交わりが見られましたか。

そこにはどのような実際的交わりがありましたか。

彼らは“コイノニア” によって周囲にどんな証しをしていましたか。

ここには、初代教会の様子が美しく描かれています。イエス御自身が教え、その生涯において実践された関係についての原則そのものが力強く描かれています。私たちの教会がこのような“コイノニア” を実践するなら、教会は善のための一大勢力となることでしょう。それは力強い証しとなることでしょう(ヨハ13:35 参照)。

◆ 私たちの教会が今日の研究で学んだ初代教会のようになるためには、どんな改革が必要ですか。それがまず教会員一人ひとりの心の中で始まらねばならないのはなぜですか。このような改革はどこから来ますか。

関係を築くときには、聴く技術が重要になります。私たちが神の声を聴くのは、おもに神のみ言葉と創造のみ業を通してです。人々の声を聴くのは言語的、非言語的交わりにおいてです。

ヨハネ3:1 ~ 21、4:4 ~ 42 を読んでください。イエスはここで、関係を築くためには聴く必要があることを自ら実証しておられます。

「人との交わりの中で最も重要な務めは相手の話を聴くことである。神への愛が神の御言葉を聴くことによって始まるのと同じように、兄弟への愛は兄弟の声を聴くことによって始まる。愛に満ちた神は私たちに御自分の言葉を与えるだけでなく、御自分の耳を貸してくださる。したがって、兄弟の声を聴くとき、私たちは兄弟のために神の業を行っているのである。……しかし、クリスチャンは聴く働きが神からゆだねられていることを忘れている。神御自身、大いなる聴き手であって、クリスチャンはその働きにあずかるのである。神の御言葉を語ることができるように、私たちは神の耳をもって聴くべきである」(ディートリッヒ・ボンヘッファー『共なる生活』97 ~ 99 ページ、1954 年)。

\ 心のサプリのシリーズ別アーカイブはこちら /

*本記事は、聖書研究ガイド2005年第3期『主イエスを体験する』からの抜粋です。

聖書の引用は、特記がない限り日本聖書協会新共同訳を使用しています。
そのほかの訳の場合はカッコがきで記載しており、以下からの引用となります。
『新共同訳』 ©︎共同訳聖書実行委員会 ©︎日本聖書協会
『口語訳』 ©︎日本聖書協会 
『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

関連コンテンツ

よかったらシェアしてね!
目次