エステルー「死ぬ覚悟でおります」【苦難の中の信仰】#30

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エステル記には「神」という言葉は一度も出てきません。しかし、それは初めから終わりまで、主がご自分に忠実な者たちを助けられることを教えています。サタンによって扇動されたハマンはユダヤ人を滅ぼそうとします。しかし、モルデカイとエステルは自分たちの置かれた状況を有利に用いて同胞を救おうとします。

エステル記にある次の二つの聖句は、私たちが神の力によってサタンに対抗する上で特に重要な意味を持ちます。(1)「この時のためにこそ、あなたは王妃の位にまで達したのではないか」(4:14)。(2)「このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります」(4:16)。先の聖句は、神が大争闘において特別な役割を私たちにお与えになる場合があることを教えています。後の聖句は、神への信仰が、もし進んですべてを犠牲としないなら、もはや信仰とは言えないことを強調しています。

エステル記を読んで物語全体を把握してください。古代ペルシャでのユダヤ人救出のドラマが書かれています。この中で、クセルクセス王、ハマン、そしてモルデカイがどんな人物であり、どんな役割をしたか考えてみましょう。エステルの決心を表す聖句をあげてください。

品性はその人の運命を決める、と言われています。エステルの物語がこのことをよく示しています。私たちの最終的な運命はイエスの完全な品性、つまりイエスの生涯において完成され、信仰によって彼を受け入れる者たちに授けられる完全な義に依存していることは確かです。しかし、聖書は繰り返し、個人の品性もまたその人の運命において重要な役割を果たすことを教えています。聖書が現世における個人的な清めと品性の発達の必要性を強調しているのはそのためです。

◆ エステルはどんな口実を用いて王のもとに行くことを拒むことができましたか。 今週(#26~#30、テーマ:「死ぬ覚悟でおります」)学んだ人々を通して、私達は苦難の中でどのように信仰を養うかについての方法を学んできました。これらの人々は苦難の中で神の前にありのままの自分の姿をさらけ出すことにより、苦難が彼らを神から引き離すものとなるのではなく、神へ近づけられる恵みの手段となったのです。あなたの苦難はあなたを神へ近づけているでしょうか。苦難を通して、あなたはさらに新しい境地へと導かれているでしょうか。

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*本記事は、聖書研究ガイド2002年第1期『キリストとサタンの大争闘』からの抜粋です。

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