「時が満ちると」【勝利の模範イエス】#31 

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義の太陽―第1課(#1~#5、テーマ:「天における戦い」)では、ルシファーが天において最高位を望んだことを学びました(イザ14:13、14)。この地位を手に入れるために、彼は計画的に神の律法と品性に対する信用を失わせようとしました。

ルシファーは天から追放された後で、神についてのうそを地上に言いふらしました。神はどんな方法によってルシファーの過ちを証明されるのでしょうか。神は愛ですから、暴力を用いることはできません。一つの方法はご自身の品性とルシファーの品性とを比較してみせることでした。「この働きは全宇宙でただひとりのおかただけができた。神の愛の高さと深さとを知っておられるおかただけが、その愛を知らせることがおできになった。世の暗い夜に、義の太陽キリストが『翼には、いやす力をそなえて』昇られねばならない(マラキ書4:2)」(『各時代の希望』上巻5 ページ)。

サタンは救い主に対して容赦ない攻撃を加えました。大争闘に勝利を収めるためには、十字架を阻止する必要があることを知っていたからです。しかし、サタンに対するキリストの勝利は私たちの勝利です。キリストはサタンに勝利することによって私たちに模範を示されたのです。

「時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました」(ガラ4:4)。

「時が満ちた」という言葉をどのように理解しますか。ダニエル書9:24 ~ 27 の預言はメシア来臨の時を示していますが、「神の時」の到来について思索を深めてみましょう。

「メシアはダニエルの預言に示された時に来られただけでなく、すべての歴史の中で最も都合のよい時に来られたのであった。世界は一つの政府の下で平和であった。陸上と海上による旅行は比較的安全で、迅速であった。ギリシア語という国際語があった。ほぼ200年にわたってギリシア語の聖書(七十人訳聖書)があった。人々は自分の信仰に不満を感じ、人生と人間の運命に関する真理を渇望していた。ユダヤ人は至る所に散らばっていて、われ知らずまことの神をあかしした。彼らは世界の至る所からエルサレムの祭礼にやってきて、メシア来臨についての知らせを持ち帰った。……この時代のパレスチナほど福音を世界に送り出す上で幸先のよい場所と時はほかになかった。それは神の摂理によるものであった」(『SDA聖書注解』第6 巻965 ページ)。

サタンも時の重要性を知っていました。彼の指導のもとで、「罪は科学となり、悪徳は宗教の一部分として神聖なものにされていた。……人間は神を離れては向上できないことが宇宙の前に実例として示された。世界をおつくりになったおかたによって、生命と力の新しい要素がさずけられねばならなかった」(『各時代の希望』上巻27 ページ)。

◆ 今日の世界はキリスト初臨の頃とどんな点で似ていますか。キリストがこの時代に、ベルリンやマンハッタン、ソウルやベツレヘムでお生まれになったと仮定してください。彼は歓迎されたでしょうか。しかし、これだけははっきりしています。人間がどんなことを企てようとも、神の計画は最後には実現するということです。

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*本記事は、聖書研究ガイド2002年第1期『キリストとサタンの大争闘』からの抜粋です。

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