サムソン【聖書人物伝】#24

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サムソンの生涯

サムソンは、神がイスラエルを敵の手から救済するために選ばれた12人の士師の一人で、イスラエルの英雄です。天使のみ告げにより、彼は生まれる前から神に選ばれたナジル人として育てられました。

彼には、ぶどう酒などの強い酒を飲んではならないこと、汚れた食物を食べてはならないこと、そして髪の毛を切ってはならないことが厳しく命じられていました。それを守り、彼の親が歩んだのと同じように神に従順に従っていったならば、彼は神から与えられた強靭な体力を生かして、イスラエルの力強い解放者として用いられたはずでした。しかし彼は神の約束を軽視し、偶像教徒と交わることによって快楽を求めるようになっていきました。

士師記16章では、彼が異邦の女デリラを愛し、破滅へと向かっていったことが記録されています。彼は最初、少々罪を犯しても、与えられていた力が失われることはありませんでした。まだ大丈夫だと思っていたのかもしれません。でも、それは大変危険なことでした。16章20節にこんな言葉があります。「彼は主が自分を去られたことを知らなかった」。彼が心をかたくなにし、罪を犯し続けていった結果、良心が麻痺し、自分でも知らないうちに、神の祝福が去っていったのです。

ついにサムソンは、異教の女の誘惑に負け、彼の力の秘密をばらしてしまいます。その結果、敵であるペリシテ人に捕らわれて、目をえぐられ、牢屋に投げ込まれてしまったのです。彼の最期は、「わたしはペリシテびとと共に死のう」と言い、建物の二本の柱を倒して倒壊させ、多くのペリシテ人を道連れにした悲惨な死でした。このとき道連れにしたペリシテ人はそれまでサムソンが殺した人数よりも多かったと聖書に記録されています。

サムソンの生涯は、正しい道を少しずつ離れていった結果、そして神に対して心を少しずつ頑なにしていった結果、どんなことが起こるのかという教訓でもあります。私たちも罪に対して無感覚になってしまわないように気をつけたいと思います。

聖書の引用は、特記がない限り日本聖書協会新共同訳を使用しています。
そのほかの訳の場合はカッコがきで記載しており、以下からの引用となります。
『新共同訳』 ©︎共同訳聖書実行委員会 ©︎日本聖書協会
『口語訳』 ©︎日本聖書協会 
『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

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