神との関係の回復【ヨナ書2章3節―4節】

目次

あなたは投げ入れられた

2:3あなたはわたしを淵の中、海のまん中に投げ入れられた。大水はわたしをめぐり、あなたの波と大波は皆、わたしの上を越えて行った。ヨナ2:3 (口語訳)

神の導きによって、海に投げ込まれことをヨナは認めています。神から離れてもなお、神が導かれ、自分を救ってくださったことを魚の中で彼は知るのです。

神と向き合ったときにわたしたちは、神から離れていたときも、神がともにいてくださったことに初めて気づくのです。

どうして望み得ようか

わたしは言った、「わたしはあなたの前から追われてしまった、どうして再びあなたの聖なる宮を望みえようか」。ヨナ2:4(口語訳)

「わたしはあなたの前から追われてしまった、どうして再びあなたの聖なる宮を望みえようか」というこのヨナの祈りはいくつかの訳の可能性があります。

たとえば、新改訳2017では次のように訳されています。

私は御目の前から追われました。ただ、もう一度、私はあなたの聖なる宮を仰ぎ見たいのです。ヨナ2:4(新改訳2017)

ここでヨナは神との関係の回復を求めて、聖なる宮をふたたび仰ぎたいと望むのです。

回復の一歩

明らかに積極的に神を求めていなかった状態から(ヨナ1:6)、呼ばわり叫び(2:2)、そして、ヨナ書2章4節では神との関係を回復したいと望むようにまで、ヨナは変えられていきます。

ヨナの信仰生活の回復の第一歩をまさに歩みだしたのです。

わたしたちは神との関係を回復したいと望んでいるでしょうか?

聖書の引用は、特記がない限り日本聖書協会新共同訳を使用しています。
そのほかの訳の場合はカッコがきで記載しており、以下からの引用となります。
『新共同訳』 ©︎共同訳聖書実行委員会 ©︎日本聖書協会
『口語訳』 ©︎日本聖書協会 
『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

よかったらシェアしてね!
目次