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この記事はこんな人におすすめ!
・スピーチやプレゼンで使う名言を知りたい
・自分を鼓舞してくれる名言に出会いたい
・名言から気づきを得たい。
世界各地に散らばる名言。
この記事では、そんな偉人たちや聖書、アニメからの短い名言を一覧でまとめてシチュエーションごとに紹介します!
励ましを与えてくれる名言
最初の一歩を踏み出すのは誰しも怖いものです。
そんなあなたの背中を押してくれるような名言があるかもしれません。
最初の一歩のやる気を起こす言葉
何もしない人には過失はない。しかし何もしないことほど大きな過失が人生にあろうとは思えない。
下村湖人(教育家・小説家、1873ー1930)
どんな仕事の場合でも、もっとも難しいのは、それに着手することである。
ロバート・シューラー(アメリカの牧師、1926ー)
なぜあなたは、あなたの最い決意を延ばそうとするのか。起って即時に始めよ。そして、「今こそなすべき時だ。今こそ戦うべき時だ。今こそ自分を最善にする絶好の時だ」と言え。
トマス・ア・ケンピス(ドイツの宗教家、1380ー1417)
われわれの大切な任務は、遠くにあるぼんやりしたものを見ることではない。はっきりと手近にあるものを実行することである。
トマス・カーライル(イギリスの評論家・歴史家、1795ー1881)
物事がむずかしい故に、われわれが挑戦しないのではない。挑戦しないからむずかしいままになってしまうのだ。
セネカ(ローマのストア派の哲人、紀元前4ー65)
目標を決めるときに
目標を持たないことは、目標に到達しないことよりも、もっと懸念すべきことである。
ロバート・シューラー(アメリカの牧師、1926ー)
目標をもつことによって、進歩したかどうかがわかる。目標は物さしと基準を提供してくれる。
ウィリアム・バークレー(イギリスの新約聖書学者、1907ー1978)
大目標をめざすより、小目標を一つずつ達成することが自信を生む。目標は具体的であればあるほど「やる気」は高まる。
多胡 輝(大学教授、1926ー)
わたしは目標のはっきりしないような走り方をせず、空を打つような拳闘はしない。
パウロ(初期キリスト教会の使徒、コリント人への第一の手紙9章26節)
多忙とは、空虚な自己が何事かを為したと思い込むために必要な錯覚である。
亀井勝一郎(文芸評論家、1907ー1966)
挫折しそうになったときに思い出したい言葉
成功はやめないことから生まれるものであり、失敗はあまりに早くあきらめてしまうことから生まれるものである。
ウォルター・バーグ(俳優、1925ー1981)
だれでも時には熱心になります。ある人の熱心は30分、ある人のは30日、しかし30年熱心が保てば、人生の成功者になれます。
エドワード・バトラー(イギリスの修道院院長・歴史家、1858ー1934)
熱心があれば物事は完成され、熱心がなければ、いいわけが残るだけである。
ヘンリー・フォード(実業家、1863ー1947)
一事を必ずなさんと思はば、他の事の破るるをもいたむべからず。人のあざけりをも恥づべからず。万事にかへずしては、一の大事なるべからず。
吉田兼好(鎌倉時代末期の歌人、1283ー1350)
旧約聖書の名言
すべてあなたの手のなしうる事は、力をつくしてなせ。
あなたの行く陰府には、わざも、計略も知識も、知恵もないからである。
聖書(伝道の書9章10節)
死は深い眠りのようなもので、死んだ後は何もできないと聖書は言います。復活の日まで眠り続けるのです。
だからこそ、あなたのできることを力を尽くしてやりなさいと教えています。
勉強や仕事をする前に見たい名言
目標を持っていても、時が過ぎるにつれて、熱意が冷めてきてしまうこともあるかもしれません。
そんなときにこそ見たい名言をまとめました。
受験勉強や仕事のモチベーションを上げたい言葉
目標に向かって熱意の火を燃やしつづけよ。熱意は一度食べたらやめられない幸運を呼ぶ強力な武器だ。
ノーマン・V・ピール(アメリカの牧師、1898ー)
成功するまで続けず、途中であきらめてしまえば、それで失敗である。
松下幸之助(松下電器産業創業者、1894ー)
「もうダメ」と思えば何事もダメであるし、「マダマダ」と思えば何事もまだまだ頑張れる。
高嶋米峰(元東洋大学学長、1875ー1947)
「ああ、なぜ勉強しなかったのか」。これは怠け者のいいわけである。それなら勉強するがいい。今はもう勉強しないのなら、昔勉強したことがあるというのは、それほどたいしたことであるとは、私は思わない。
アラン(フランスの人生哲学者・モラリスト、1868ー1951)
知識を積み上げることは、金を積み上げるのと同じく、それだけでは意味をなさない。私たちはいつかは、自分の知っていることを使い始めなければいけない。
ロバート・フロイト(アメリカの科学者、1936ー2001)
人と比べてしまうときに
「熱意をもってやろう。やれば熱意が湧いてくる」という言葉は頭や腕や理屈を超えた実践の世界である。われわれは、みんなかけがえのない立派な個性をもっている。これを十二分に発揮させるのが熱意であり、熱情である。
原田豊実(東海電化工業常務取締役、1925ー)
世の中に自分より優れた人がいても、それは少しも恥ずかしいことではない。それよりも、昨日の自分と今の自分を比べて、その間に少しも進歩のないのが一番恥ずかしいことだ。
ジョン・ラボック(イギリスの銀行家・政治家、1834ー1913)
英雄は自分のできることをした人だ。凡人はそのできることをしないで、できもしないことばかり望んでいる。
ロマン・ローラン(フランス作家、1866ー1944)
われわれは、自分の持っているものについては、たまにしか考えないで、常に自分に欠けているものを考える。
ショウペンハウエル(ドイツの哲学者、1788ー1860)
マンガ『ワンピース』のかっこいい名言
おれは、助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!
ルフィ(マンガ『ワンピース』)
ワンピースの主人公ルフィは、その能力のためにカナズチで、敵の策略で海に沈められてしまいます。
ルフィを救うために仲間たちが敵の一味と激闘を繰り広げ、ついにルフィが復活したときに敵が叫びます。
「一人で海から上がることもできないお前に一体何ができる!!」
ルフィは剣を取り、言います。
「おれは剣術を使えねェんだコノヤロー!!!」
「航海術も持ってねェし!!!」
「料理も作れねェし!!」
「ウソもつけねェ!!」
他の仲間にある力が自分にはない。だから!
「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」
まさに仲間の大切さを物語っている名言です。
ウィリアム・バークレーも次のように言いました。
人生には、あなたが懸命なら、大声で助けを呼んだ方がいい状況がある。
ウィリアム・バークレー(イギリスの新約聖書学者1907ー1978)
人と比べてしまうとき、その仲間が自分にはないものを持ってることを喜んでもいいかもしれませんね!
仕事との向き合い方を考えさせてくれる名言
自分が受ける報酬以上の仕事をしない者は、受けている報酬にも値しない人間である。
アブラハム・リンカーン(アメリカ合衆国第16代大統領1809 ー1865)
われわれは、仕事をしてやれる人間のそばにいる方が、仕事をしてくれる人間のそばにいるよりも好きなものだ。
ラ・ロシュフコー(フランスのモラリスト、1613ー1680)
本当に成功する人は、どのような計画であっても、待つ以外になにもできない段階を通る時期があることを知っている人である。
ロバート・シューラー(アメリカの牧師、1926ー)
一言の批判を聞くことに耐えられない人は、多くの批判を聞かねばならない立場に追い込まれる。
M・トケイヤー(日本ユダヤ教団ラビ、1936ー)
歴史上の偉人の名言
勧めを聞き、教訓を受けよ。そうすれば、ついには知恵ある者となる。
ソロモン(古代イスラエルの王、箴言19章20節)
古代イスラエルの王、ソロモンには神から知恵をもらったというエピソードがあります。
そんなソロモン王が残した言葉がこの言葉です。
耳障りの良い言葉だけを聞いていては、成長はありません。
人生についての生きる知恵
人生の悩みの多くは人間関係から生まれます。
そんな人との向き合い方にアドバイスをくれる名言を見てみましょう。
人間関係に悩んでいるあなたへ
成人した他人の行動については、批判したり、指図しても、それを変えることは、ほとんど不可能です。本当に相手に変わってもらいたいと思うなら、まず自分が変わることです。
デュエイン・メール(アメリカの牧師)
わたしたちが人を指して、「お前がわるい」というときには、いつでも他の三本の指は反対に自分を指している。
ロイ・ヘッション(イギリスの著述家)
ほかの人々が私を理解しないことを私は憂えない。それよりも私がほかの人々を理解しないことを憂う。
孔子(中国春秋時代の思想家・儒家の祖、紀元前551ー479)
この浮世は一つの鏡である。この鏡にはみんな自分の姿がうつる。だから君が額に八の字を浮べて鏡に向かえば、鏡も八の字をよせて君をにらみかえし、君が微笑をうかべて鏡に対すれば、鏡も微笑をもって君にこたえる。
サッカレー(イギリスの小説家、1811ー1863)
イエス・キリストの名言
だから、何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。
イエス・キリスト(マタイによる福音書7章12節)
最も有名な聖書のこの教えは、キリストの言葉で黄金律と言われています。
孔子の「己の欲せざるところ、他に施すことなかれ」に代表されるように、多くの宗教や思想では「してほしくないこと」が中心となりますが、キリストは「してほしいこと」を中心とした教えを説いていきました。
他の人への声かけが変わる名言
柔らかい答は憤りをとどめ、激しい言葉は怒りをひきおこす。
ソロモン(古代イスラエルの王、箴言15章1節)
人を受け入れていることを示す最も強力な行為は、耳を傾けることでしょう。
ジェームズ・D・マロリー(アメリカの医学者)
優しい言葉で相手を征服できないような人は、いかつい言葉でも征服できない。
チェーホフ(ロシアの小説家・劇作家、1860ー1904)
人がへりくだって自分の過失を認めるならば、人の心をたやすく和らげ、また自分に怒りを抱いている者をなだめることができる。
トマス・ア・ケンピス(ドイツの宗教家、1380ー1417)
新約聖書の名言
いつも、塩で味つけられた、やさしい言葉を使いなさい。そうすれば、ひとりびとりに対してどう答えるべきか、わかるであろう。
聖書(コロサイ人への手紙4章6節)
塩は料理に欠かせないように、やさしい言葉も人間関係には欠かせないものです。
不機嫌は一瞬で空気を壊しますが、穏やかな雰囲気を作りあげるのには時間がかかります。
やさしい言葉づかいを今日だけでも心がけてみましょう!
思いやりと感謝についての金言
人生の幸福は、やさしい愛情ある表情や、ささやかな心遣いによって示される。ちょっとした思いやりによって、大きく増進するものである。
ローレンス・スターン(イギリスの小説家、1713ー1768)
私たちは機械よりも人間性を必要とします。知識よりも思いやりや柔和を必要としています。
チャーリー・チャップリン(映画俳優・監督、1889ー1977)
感謝は商人がいつもそろえて置くことのできる、最ももうけの多い商品である。「ありがとう」は商売を繁盛させる。「ありがとう」は友人をつくる。
エルマー・ホイラー(アメリカのセールスコンサルタントの第一人者)
敵の隠れた過去を知ることができたら、どの人間にも悲しみや苦しみのあることがわかり、敵意など消えてしまうだろうに。
ヘンリー・W・ロングフェロー(アメリカの詩人、1807ー1882)
「愛の反対は無関心です」はマザー・テレサの名言?
マザー・テレサの名言として知られてるこの有名な言葉は、本当はホロコースト生還者であり、ノーベル平和賞を受賞したエリ・ヴィーゼルの言葉です。
「善意の反対は敵意ではない、無関心である」と彼は訴えていきました。
この訴えは彼だけでなく、歴史を通じてさまざまな形で発せられてきました。
われわれ人間に対する最悪の罪は、人間を憎むことではなく、無頓着だということだ。それが無情のエッセンスだ。
バーナード・ショウ(イギリスの劇作家、1856ー1950)
その意味では、多くの人々が発していった名言であるとも言えるかもしれません。
忍耐が必要なときに思い出したい言葉
逆境におちいったからとて、取り乱さぬこと。成功したからと言って、過度の喜びに身をまかせぬこと。この二つのことを、ひとしく心に銘記しておきなさい。
ホラチウス(ローマの詩人、紀元前65ー8)
忍耐とは、ただ現在の自分に甘んじることではなく、進んでできる限りのものになろうとすることである。
ロバート・K・トマス
アニメ『ソードアートオンライン』の心の響く名言
言葉じゃない。ママは気持ちで包んでくれてたって。僕が最後までまっすぐ前を向いて歩いていけるように、ずっと祈ってくれてた。
ユウキ(アニメ『ソードアートオンライン』)
末期の病で無菌室から一歩も出られないユウキのために、カメラを肩に乗せて、学校体験をさせる主人公たち。
最後に、ユウキが生まれ育った家を見にいったときに、母が言った言葉を思い出します。
神さまは私たちに耐えることのできない苦しみはお与えにならない
これに対して、ユウキは少し不満だったと言いつつも、母の自分への思いを再確認していくのです。
母のこのセリフは聖書の次の言葉がもとになっています。
あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。
聖書(コリント人への第一の手紙 10章13節)
ここにある試練とは何でしょうか? この世の中には耐えられない試練が多くあるように思います。耐えなさいという言葉はときに無情なまでにわたしたちを傷つけていきます。
興味深いことに、英語の聖書では「試練」は”Temptation”と訳されており、「誘惑」という意味になっているのです。もともとの原語のギリシャ語でも、この言葉は「罪への誘惑」という意味がある言葉が使われています。
この言葉は「神さまは耐えられない誘惑をあなたに与えることはない」という意味で考えたほうがより正確です。
また、この言葉の前には「あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない」と書かれています。
「誘惑」はこの世界では当たり前のことで、ありとあらゆるところから誘惑してくるけれど、神さまは必ずそこから逃れる道を備えてくださっているという約束なのです。
わたしたちを誘惑によって悪い方向に行かないように、神さまは守り、逃れる道を用意してくださっているという約束がここにあります。
この聖書の言葉の意味を自分なりに考えてみましたが、こういうふうに言えるのではないかなと思います。
「神は、どんな罪でもゆるしてくださるという約束を見失わせる誘惑に遭わせることはないし、もしそのような誘惑にあったとしても逃れることができるように助けてくださる」
自分の心が過去の罪によって責められて苦しい思いをするとき、どうか思い出してください。
「神は、どんな罪でもゆるしてくださる」という約束がある、ということを。
まとめ
ここで紹介した名言の多くは孫引きで、本来の文脈や意図から切り離されてるかもしれません。
世界に散らばった名言や格言の多くは、本人の意図から離れて、時には内容も変わり、ひとり歩きを始めます。
今まで見てきた名言も、もしかしたらそんな名言の一つかもしれませんが、その言葉一つひとつは本人の思いを超えて、わたしたちを励ましてくれるのではないでしょうか。
おりにかなって語る言葉は、銀の彫り物に金のりんごをはめたようだ。
聖書(箴言25章11節)
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