イザヤ書– tax –
キリストの誕生を預言したイザヤの書
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イザヤ書における神と救い【イザヤ書解説ー悲しみの人#1】
【序章ーイザヤ書について、はじめに】 「イザヤ書」という言葉を聞くと多くの人々は、胸にしっかりと焼きついているあのヘンデルのメサイアの歌詞を直ちに思い出すことでしょう。「驚くべき指導者、力ある神 永遠の父、平和の君」(Wonderful Counselor,... -
イザヤ書における神と救い【イザヤ書解説ー悲しみの人#2】
【第三章 主からのしるし】 古代近東に見られる政治的な陰謀とめまぐるしい同盟関係の変化は、現代世界の地理的政治的状況と似かよった複雑さと混乱を帯びていました。アッシリアの脅威が国際的な水平線にぼんやり現れ始めた時、多くのシリア・パレスチナ... -
イザヤ書における神と救い【イザヤ書解説ー悲しみの人#3】
【第六章 バビロンの王】 いろいろな形での預言者イザヤによるバビロンに対する託宣は、いまだこの国が、神の民の脅威とはなっていなかった時になされたことなのでまさに驚きです。紀元前七百年代の後半頃、バビロンはただアッシリア帝国内の一部分であり... -
イザヤ書における神と救い【イザヤ書解説ー悲しみの人#4】
【第九章 神の僕】 イザヤ書四〇~六六章は、慰めと救い、そしてイスラエルとユダの残りの民のためだけでなく、全世界のために神が計画しておられる将来についての栄光の預言で構成されています。そして、イザヤ書のこの後半の章は、次のような三つの部分... -
イザヤ書における神と救い【イザヤ書解説ー悲しみの人#5】
【第一二章 神だけがお救いくださることができる】 旧約聖書の世界における「義」とは、極めて実践的で具体的なものでした。それは決して不鮮明なものではなく、哲学的もしくは霊的な抽象事項でもなく、人の生きざまそのものでした。預言者たちが神の民を... -
【イザヤ書】アイデンティティーの危機【解説】#1
【この記事のテーマ】 低い生垣に縁どられたアイルランドの細い田舎道を車で走っていると、たらふく草を食べてのんびりと家路をたどる牛の群れに道をふさがれることがあります。彼らは、牛飼いがいなくても、主人の牛舎に帰って行きます。自分たちがどこに... -
【イザヤ書】指導者の危機【6章解説】#2
【この記事のテーマ】 弟子の1人から、良い政治に欠かせないものについて尋ねられた時、孔子は次のように答えました。「十分な食物、十分な武器、それに人民の信頼です」 弟子は尋ねました。「では、これら三つの中からどうしても一つ除かねばならないとし... -
【イザヤ書】あなたの世界が危機に直面するとき【7章解説】#3
【この記事のテーマ】 ある安息日のこと、教会が終わり、車に乗ったコニーとロイが、家へと続く私道に入った時でした。突然、一羽のチャボが狂ったように庭を横切って、車の前に飛び出したのです。きっと何かあったに違いありません。安全な檻の中にいるは... -
【イザヤ書】厳しい道【7ー8章解説】#4
【この記事のテーマ】 「ニューヨークのハーレムの燃えさかるビルの4階の窓に、盲目の少女が取り残され座っています。消防隊員にとって、状況は絶望的でした。ビルの間は狭く、はしご車は入れません。救助用のネットを張っても、少女が飛び降りるのは無理... -
【イザヤ書】いと高き平和の君【9ー12章解説】#5
【この記事のテーマ】 「最初の原子爆弾の製造を指揮したロバート・オッペンハイマー博士が連邦議会委員会の前に姿を見せました。委員会が博士に、原子爆弾に対する防御策はあるかと尋ねた時、偉大な物理学者はこう答えました。 『もちろんです。それは……...
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