4つの祈り【マルコによる福音書9章14節―32節】

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今日の聖句はこちら(口語訳)

マルコによる福音書9章14節―32節(口語訳)

9:14さて、彼らがほかの弟子たちの所にきて見ると、大ぜいの群衆が弟子たちを取り囲み、そして律法学者たちが彼らと論じ合っていた。 9:15群衆はみな、すぐイエスを見つけて、非常に驚き、駆け寄ってきて、あいさつをした。 9:16イエスが彼らに、「あなたがたは彼らと何を論じているのか」と尋ねられると、 9:17群衆のひとりが答えた、「先生、おしの霊につかれているわたしのむすこを、こちらに連れて参りました。 9:18霊がこのむすこにとりつきますと、どこででも彼を引き倒し、それから彼はあわを吹き、歯をくいしばり、からだをこわばらせてしまいます。それでお弟子たちに、この霊を追い出してくださるように願いましたが、できませんでした」。 9:19イエスは答えて言われた、「ああ、なんという不信仰な時代であろう。いつまで、わたしはあなたがたと一緒におられようか。いつまで、あなたがたに我慢ができようか。その子をわたしの所に連れてきなさい」。 9:20そこで人々は、その子をみもとに連れてきた。霊がイエスを見るや否や、その子をひきつけさせたので、子は地に倒れ、あわを吹きながらころげまわった。 9:21そこで、イエスが父親に「いつごろから、こんなになったのか」と尋ねられると、父親は答えた、「幼い時からです。 9:22霊はたびたび、この子を火の中、水の中に投げ入れて、殺そうとしました。しかしできますれば、わたしどもをあわれんでお助けください」。 9:23イエスは彼に言われた、「もしできれば、と言うのか。信ずる者には、どんな事でもできる」。 9:24その子の父親はすぐ叫んで言った、「信じます。不信仰なわたしを、お助けください」。 9:25イエスは群衆が駆け寄って来るのをごらんになって、けがれた霊をしかって言われた、「言うことも聞くこともさせない霊よ、わたしがおまえに命じる。この子から出て行け。二度と、はいって来るな」。 9:26すると霊は叫び声をあげ、激しく引きつけさせて出て行った。その子は死人のようになったので、多くの人は、死んだのだと言った。 9:27しかし、イエスが手を取って起されると、その子は立ち上がった。 9:28家にはいられたとき、弟子たちはひそかにお尋ねした、「わたしたちは、どうして霊を追い出せなかったのですか」。 9:29すると、イエスは言われた、「このたぐいは、祈によらなければ、どうしても追い出すことはできない」。

9:30それから彼らはそこを立ち去り、ガリラヤをとおって行ったが、イエスは人に気づかれるのを好まれなかった。 9:31それは、イエスが弟子たちに教えて、「人の子は人々の手にわたされ、彼らに殺され、殺されてから三日の後によみがえるであろう」と言っておられたからである。 9:32しかし、彼らはイエスの言われたことを悟らず、また尋ねるのを恐れていた。

変貌の山に3人の弟子が特別に選ばれたことによって、他の弟子たちの間に嫉妬の感情が起こり、落胆と不平が広まっていきました。

そんなとき、彼らのもとに悪霊につかれた子どもを連れた親が来ます。弟子たちは悪霊を懸命に追い出そうとしますが、不信仰になっていたためにできませんでした。

さらに、このことでパリサイ人たちと弟子たちとの間で揉めごとが起きてしまいます。

キリストが山から降りてこられたのは、ちょうどそんなときでした。

マルコによる福音書9章17節から24節を見ると、キリストは不思議な行動をとられています。

21節で「いつごろから、こんなになったのか」と聞いておられますが、キリストは一言で悪霊を追い出すことができるはずです。

なぜ、聞く必要があったのでしょうか。言い方を変えれば、キリストはまるで何かを待っているようなことをされているのです。なぜでしょうか。

実は、ここまでに4つの祈りが出てきています。

すると突然、ある人が群衆の中から大声をあげて言った、「先生、お願いです。わたしのむすこを見てやってください。この子はわたしのひとりむすこですが、ルカ9:38(口語訳)

1つめは弟子たちが悪霊を追い出すために祈った祈りで、2つめは「息子を助けて」という祈りです。

霊はたびたび、この子を火の中、水の中に投げ入れて、殺そうとしました。しかしできますれば、わたしどもをあわれんでお助けください」。マルコ9:22(口語訳)

3つめは「わたしたちを助けて」という祈り

その子の父親はすぐ叫んで言った、「信じます。不信仰なわたしを、お助けください」。 マルコ9:24(口語訳)

そして、4つめは「わたしを助けて」という祈りになります。

原語では「あなたが信じたことをわたしも信じます」となっています。少しずつ祈りが変わっているのです。

そして、最後の祈りになったときに、キリストは力強く働かれました。

今も、キリストは「あなたが信じたことをわたしも信じます」とわたしたちの祈りが変わることを待っておられます。

わたしたちは自分の思いに邪魔されて、弟子たちと同じように不信仰に陥ってしまうことがあります。

この不信仰をキリストによって追い出していただく必要があるのです。

すると、イエスは言われた、「このたぐいは、祈によらなければ、どうしても追い出すことはできない」。マルコ9:29(口語訳)

「あなたが信じたことをわたしも信じます」という祈りの言葉を与えてもらいましょう。

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『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

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