第22課 バビロンの滅亡

目次

古代バビロンの滅亡

「バビロンの滅亡」の物語は、聖書に記録されている劇的な物語のひとつです。古代バビロン帝国のベルシャザル王は王宮で宴会を催していました。

宴もたけなわのときに不思議な手が現れ、宴会場の壁に奇妙な文字を描きました。壁に書かれたメッセージを理解できなかった王は、預言者ダニエルを呼び出して意味を解き明かすように命令しました。そこでダニエルは神の不思議なメッセージを王に解き明かしたのでした。

ダニエルは次のように言いました。

神があなたの治世を数えて、これをその終りに至らせた。……あなたがはかりで量られて、その量の足りないことがあらわれた。

ダニエル書5章26―27節

そしてダニエルは不吉な未来について王に語り出しました。

あなたの国が分かたれて、メデアとペルシャの人々に与えられる。

ダニエル書5章28節

聖書はこのことを歴史上の事実として書き残しています。

カルデヤびとの王ベルシャザルは、その夜のうちに殺され、メデアびとダリヨスが、その国を受けた。この時ダリヨスは、おおよそ六十二歳であった。

ダニエル書5章30―31節

この夜、世界最強、難攻不落とうたわれ、栄華を極めたバビロン帝国は敵の手によって征服され、一日にして滅亡したのでした。

聖書は、終わりの時代に再びバビロンが倒れると告げています。将来おとずれる「バビロンの滅亡」を、わたしたちはどのようにとらえたらよいでしょうか? また、このことは神の民にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

バビロンの起源

古代バビロン帝国はどれほど強力だったでしょうか?

王は自ら言った、「この大いなるバビロンは、わたしの大いなる力をもって建てた王城であって、わが威光を輝かすものではないか」。

ダニエル書4章30節

古代バビロン帝国は世界一の大帝国でした。バビロニア人は世界のかなり広範囲の国々を支配し、バビロンの都は巨万の富と繁栄の中心でした。

バビロン帝国はまた、他に並ぶものない宗教大国でもありました。その宗教の特徴は偶像礼拝、祖先崇拝、そして太陽礼拝でした。

旧約聖書に出てくる「バビロン」の起源はどこにあるでしょうか?

これによってその町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を乱されたからである。

創世記11章9節

「バビロン」という言葉は、まさに混乱した異教の国バビロンにふさわしい混乱」を意味する「バベル」という言葉から派生したものでした。

古代バビロン帝国に対して、神はどのような警告を発したでしょうか?

国々の誉であり、カルデヤびとの誇である麗しいバビロンは、神に滅ぼされたソドムとゴモラのようになる。

イザヤ書13章19節

神に対する数々の悪事のゆえに、神は古代バビロン帝国が1日にして滅びると宣言しました。

*ソドムとゴモラ:1日にして滅ぼされた都の名前。旧約聖書に登場する(創世記19章)

古代バビロン帝国は他の国々にどのような影響を与えていましたか?

バビロンは主の手のうちにある金の杯であって、すべての地を酔わさせた。国々はその酒を飲んだので、国々は狂った。

エレミヤ書51章7節

バビロンは地上にある他の諸国をその悪と偽りの教えで混乱させ、陶酔させました。

神に対するバビロン帝国の背教は、最終的にどのような結果をもたらしましたか?

バビロンはたちまち倒れて破れた。これがために嘆け。

エレミヤ書51章8節

神の真理を拒み続け、神に服従しない選択をしたために、ついにバビロンは倒れ滅びることになりました。世界歴史にも類をみないこの一大帝国は、神の前であとかたもなく滅びたのでした。

バビロンが滅亡した晩に、王はどのようなことを行ったでしょうか?

ベルシャザル王は、その大臣一千人のために、盛んな酒宴を設け、その一千人の前で酒を飲んでいた。 酒が進んだとき、ベルシャザルは、その父ネブカデネザルがエルサレムの神殿から取ってきた金銀の器を持ってこいと命じた。王とその大臣たち、および王の妻とそばめらが、これをもって酒を飲むためであった。

ダニエル書5章1―2節

メド・ペルシャの軍隊が静かにバビロンの都の門の外に集結していたころ、バビロン帝国のベルシャザル王は贅沢な宴会を催していました。

彼は宴会の途中で、エルサレムの神の神殿から奪ってきた礼拝用の聖なる食器を持ってこさせ、その食器で酒を酌み交わしはじめたのです。

異教の王は、真の礼拝で用いるために神が定めた聖なる食器を軽々しく扱うことで神を冒涜しました。ベルシャザル王は、神の聖なる器を偽りの神々の邪悪な礼拝のために用いたのでした。

この冒涜行為の結果、どのようなことが起きましたか?

カルデヤびとの王ベルシャザルは、その夜のうちに殺され、 メデアびとダリヨスが、その国を受けた。

ダニエル書5章30―31節

ベルシャザル王が神の聖なる食器を取って邪悪な目的のために用いたとき、神は、はかりで彼を量り「足りない」と判断されました。こうして完全に神に背いた王は、バビロンの滅亡とともに滅ぼされました。

古代バビロン帝国は再び復興するのでしょうか?

ここにはながく住む者が絶え、世々にいたるまで住みつく者がなく、アラビヤびともそこに天幕を張らず、羊飼もそこに群れを伏させることがない。

イザヤ書13章20節

神は、古代バビロン帝国が再び復興することはないと断言しました。つまりヨハネの黙示録に登場する「バビロン」は、復興されたバビロン帝国のことではありません。ここで言われているのは「霊的」なバビロンのことです。

黙示録の中のバビロン

ヨハネの黙示録の中で、バビロンはどのように描写されているでしょうか?

あなたの見たかの女は、地の王たちを支配する大いなる都のことである

ヨハネの黙示録17章18節

その額には、一つの名がしるされていた。それは奥義であって、「大いなるバビロン、淫婦どもと地の憎むべきものらとの母」というのであった。

ヨハネの黙示録17章5節

ヨハネの黙示録の中で、この「霊的」なバビロンは2つの姿で描かれています。ひとつは古代バビロン帝国と類似する「都」として、もうひとつは教会を象徴する一人の「女」としてです。

エレミヤ書6章2節とコリント人への第二の手紙11章2節では、教会をあらわす一人の女という象徴を用いています。ヨハネの黙示録では「バビロン」という名前を、霊的存在をあらわすために用いています。

ヨハネの黙示録に登場する「バビロン」の特徴について、聖書には次のように記されています。

  • 一人の女(一つの教会)(ヨハネの黙示録17章1節)
  • 獣(国、王国)の上に座っており、教会と国家とが結合している(ヨハネの黙示録17章3節)
  • 紫と赤の色を帯びている(ヨハネの黙示録17章4節)
  • 神の民を迫害する(ヨハネの黙示録17章6節)
  • 七つの山の上にある都に位置している(ヨハネの黙示録17章9節)

このような特徴の一つ一つと照らし合わせると、ヨハネの黙示録が言及している「バビロン」とカトリックの間に関係があることは明らかです。

ペテロの第一の手紙5章13節で、使徒ペテロは「バビロンにいる」人々のことについて言及しています。ここでペテロは、文字通り古代バビロン帝国にいた人々のことを指して言っているのでないことは明らかです。

使徒ペテロは、ローマの都にいる信者たちに向かってこのように言った、というのが最も有力な解釈です。

バビロンと諸教会の間にはどのような関係があるでしょうか?

その額には、一つの名がしるされていた。それは奥義であって、「大いなるバビロン、淫婦どもと地の憎むべきものらとの母」というのであった。

ヨハネの黙示録17章5節

ヨハネの黙示録17章に描かれた「女」、「母」が一つの教会を象徴するのと同じく、娘たち、女たちも「諸教会」を象徴しています。

「母」であるバビロンは、古代バビロン帝国がそうであったように、その教えによって世界の諸教会を混乱させているのです。

「娘」としての諸教会は、「母」であるバビロンの教えに服従します。

これらの諸教会は、母である教会が教えている信条が、聖書に土台を置かない誤ったもので、人間の権威に基づくものだったとしてもそれを否定せず、人々に真理であると教えます。

このように母であるバビロンの誤った信念を教える諸教会もまた、聖書が「バビロン」と呼ぶグループの一部です。

現代の「バビロン」は、わたしたちの世界にどのような影響を及ぼすでしょうか?

すべての国民は、彼女の姦淫に対する激しい怒りのぶどう酒を飲み、地の王たちは彼女と姦淫を行い、地上の商人たちは、彼女の極度のぜいたくによって富を得たからである。

ヨハネの黙示録18章3節

酒が人を酔わせる(混乱させる)ように、バビロンの誤った教えは毒のように地上の人々を混乱させていきます。このバビロンの影響のゆえに、神を信じる多くの信徒たちが、聖書の明白な真理の一部を無意識に拒み、人心を陶酔させるバビロンのぶどう酒を受け入れているのです。

バビロンの思想

古代バビロニア人は「死」についてどのような考えをもっていたでしょうか?

そして彼はわたしを連れて主の家の北の門の入口に行った。見よ、そこに女たちがすわって、    タンムズのために泣いていた。

エゼキエル書8章14節

バビロニア人は霊魂不滅を信じていました。彼らは人が死んでも(肉体が滅びても)、魂は別のかたちで生き続けると信じていたのです。このような考えは現代における心霊術、スピリチュアリズムの先駆けとなったばかりでなく、今日でも多くの神の民が信じている誤った思想の土台となっています。

*タンムズ:バビロニア人が崇拝していた豊穣の神。毎年、死んで冥界へと降るため、夏の時期は牧草地や小川が枯れ、雨季や収穫の季節になるとよみがえると考えられていました。

聖書は「死」についてどのように教えているでしょうか?

生きている者は死ぬべき事を知っている。しかし死者は何事をも知らない、また、もはや報いを受けることもない。その記憶に残る事がらさえも、ついに忘れられる。

伝道の書9章5節

死んだ者も、音なき所に下る者も、主をほめたたえることはない。

詩篇115篇17節

ここで、あなたがたに奥義を告げよう。わたしたちすべては、眠り続けるのではない。終りのラッパと共に、またたく間に、一瞬にして変えられる。

コリント人への第一の手紙15章51節

地上における人間の「死」は、キリストが再びおいでになる再臨の日までは「眠り」(無意識の状態)であると聖書は教えています。人は死んでも魂は生き続ける、という思想は聖書にまったく根拠を置かないものです。

事実この思想は、異教がキリスト教界に持ち込んだものであり、慣例的に死者を祀って礼拝していた古代バビロニア人が好んだ思想だったのです。

霊魂不滅、つまり人は死んでも魂のみが生き続ける、あるいは魂は意識をもつ存在であるという教えは、バビロンが影響を与えた偽りのぶどう酒(誤った教え)です。

このバビロンの影響によって「霊魂不滅」の思想は、現代でもキリスト教会において大多数の人々が信じているものとして定着したのです。

この他にも、バビロニア人の礼拝の思想が教会の中に入ってきたものがありますか?

彼はまたわたしを連れて、主の家の内庭にはいった。見よ、主の宮の入口に、廊と祭壇との間に二十五人ばかりの人が、主の宮にその背中を向け、顔を東に向け、東に向かって太陽を拝んでいた

エゼキエル書8章16節

古代バビロンでは太陽神が崇拝されていました。このような偶像崇拝は、聖書の時代の神の民の礼拝を堕落させただけでなく、今日のキリスト教会で行われている礼拝にも強い悪影響を及ぼしています。

太陽神を礼拝する日(日曜日)がクリスチャンの聖日として、聖書が定めた安息日にとって代わるものとなりました。

神の民の多くは、彼らが守っている礼拝日の由来について無知ですが、人々は無意識に神の戒めを破り、聖書に根拠を置かない礼拝日を守り続けているのです。

神の民の礼拝に対する神のみこころ(意志)はどのようなものですか?

安息日を覚えて、これを聖とせよ。 六日のあいだ働いてあなたのすべてのわざをせよ。七日目はあなたの神、主の安息であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、はしため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人もそうである。

出エジプト記20章8―10節

わたしはまた彼らに安息日を与えて、わたしと彼らとの間のしるしとした。これは主なるわたしが彼らを聖別したことを、彼らに知らせるためである。

エゼキエル書20章12節

神は人間に、神の創造と再創造の力を記念する日として第七日安息日を与えてくださいました。安息日はわたしたちの祖先や預言者に限らず、キリストご自身や弟子たち、また初期のクリスチャンによっても守られてきました。

キリストは次のように言われました。「安息日は人のためにある。」(マルコによる福音書2章27節)安息日は人間へのプレゼントとして与えられたもので、神を愛する者たちによって、神への献身のあらわれとして守るべきものでした。

異教の教えに由来した太陽神礼拝は、時間をかけてキリスト教会の中に入り込んできたもので、バビロンの偽りのぶどう酒(誤った教え)の一部です。バビロンの影響によって現代でもキリスト教会の大多数の人々が一般的に信じている教えとして定着したのです。

聖書に根拠を置かない偽りの教えを教えている教会にいるクリスチャンたちは救われないということでしょうか? 彼らはみな滅ぼされてしまうのでしょうか?

いいえ、そうではありません。

神はヨハネの黙示録18章4節で、「わたしの民よ。彼女から離れ去(れ)」と述べて、そのことをはっきりさせています。

ある人が特定の聖書の教えを知らなかったとしても、彼らが神の民ではないということにはなりません。しかし、一度でも神の真理を学んだなら、バビロンを離れ、聖書の戒めに従うように神は期待しておられるのです。

神は、人々が習慣的に行ってきた行為や生活様式を変えることを期待されているのでしょうか?

キリストを愛するようになると、わたしたちは新しい生き方をするための力をキリストから受けるようになります。人間の目から見れば、変化が非常に難しいと思えたとしてもです。

クリスチャンは日々、自分の仕事、家庭、職業について熟考していきます。実際にキリストを信じるようになった数えきれない人々が、神に従うために過去の生活習慣と決別してきました。

人間にとっての最大の奇跡は、キリストの恵みのうちに変えられていくことです。ピリピ人への手紙4章13節には次のように書かれています。

わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる。

ピリピ人への手紙4章13節

あなたの内にキリストが住んでくださることによって、すべてのことが可能になるのです。

クリスチャンになって生活習慣が変わると、周りの人々が気づいて何か言ってくるかもしれません。そのときはどのようにしたら良いでしょうか?

使徒ペテロは、当時の宗教指導者たちの圧力のもとで、妥協を呼びかけられたときに、使徒行伝5章29節で次のように答えました。

人間に従うよりは、神に従うべきである。

使徒行伝5章29節

誰の意思を一番尊重するべきかと問われれば、それはキリストの意志です。

わたしたちの心がキリストのものとなり、わたしたちの人生をキリストにまったくゆだねるときに、彼が導かれるところにはどこへでもついて行きたいと願うようになります。

キリストに人生を導いていただくときに、キリストのそばにいられることはわたしたちの特権となります。キリストとともにある人生は、わたしたちの周りの人々に対して強力な証となるのです。

バビロンの中にいる神の民に対するメッセージ

古代バビロンの影響下で忠実な神の民に対する神のメッセージはどのようなものでしたか?

バビロンのうちからのがれ出て、おのおのその命を救え。その罰にまきこまれて断ち滅ぼされてはならない。今は主があだを返される時だから、それに報復をされるのである。

エレミヤ書51章6節

神は忠実な神の民に向かい、バビロンの滅亡がまもなくであることを認め、滅亡するバビロンから安全な場所に逃れるようにと呼びかけました。

現代の霊的バビロンの影響下にある忠実な神の民に対する神のメッセージはどのようなものですか?

わたしはまた、もうひとつの声が天から出るのを聞いた、「わたしの民よ。彼女から離れ去って、その罪にあずからないようにし、その災害に巻き込まれないようにせよ。 彼女の罪は積り積って天に達しており、神はその不義の行いを覚えておられる。

ヨハネの黙示録18章4―5節

神は「バビロン」の影響下にも忠実で献身した神の民(クリスチャン)がいることを知っていて、彼らに向かって、バビロンから出て終わりの時代の神の教会に属するように呼びかけておられます。[終わりの時代の神の教会については、It Is Written聖書研究ガイド21 真の神の教会 を参照]

神は、聖書の真理ではなく偽りの人間の教えを解く教会に残ることが、非常に危険であることをご存じです

。しかし、自分が所属する教会から出るということは、一般的に難しいこともキリストは知っておられます。使徒ペテロはキリストに、他者の責任について質問したことがありました。

そのときキリストが答えられた言葉が、今日のわたしたちにも同じように語りかけられています。「あなたにはなんの係わりがあるか。あなたは、わたしに従ってきなさい」(ヨハネによる福音書21章22節)。

他の人からどう思われるだろうか? 彼らはわたしに何と言うだろうか? ということを心配しないでください。キリストは、わたしたちの心とキリストの心をひとつにし、安心して彼の導きに従うように求めておられるのです。

終わりの時代の真の神の民について、神はどのように説明しているでしょうか?

神の家でいかに生活すべきかを、あなたに知ってもらいたいからである。神の家というのは、生ける神の教会のことであって、それは真理の柱、真理の基礎なのである。

テモテへの第一の手紙3章15節

ここに、神の戒めを守り、キリストを信じる信仰を持ちつづける聖徒の忍耐がある。

ヨハネの黙示録14章12節

キリストが再び戻られる時、彼は「しみも、しわも、そのたぐいのものがいっさいなく、清くて傷のない栄光の姿の教会を、ご自分に迎えるため」に来られます(エペソ人への手紙5章27節)。

キリストの真の神の民は、聖書の教えと完全に調和して、キリストに従う忠実な人々で構成されているでしょう。彼らは、偽りの人間の教えや聖書に根拠のない教会の伝統から離れ、純粋にキリストのみを愛するのです。

真の神の民は、詩人ダビデと共に「わが神よ、わたしはみこころを行うことを喜びます。あなたのおきてはわたしの心のうちにあります」と賛美するでしょう(詩篇40篇8節)。

聖書の引用は、特記がない限り日本聖書協会口語訳を使用しています。
そのほかの訳の場合はカッコがきで記載しており、以下からの引用となります。
『新共同訳』 ©︎共同訳聖書実行委員会 ©︎日本聖書協会
『口語訳』 ©︎日本聖書協会 
『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

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