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昨日の研究では、初代教会がサタンの攻撃に遭っても基本的なキリスト教の真理と原則に従うことによって勝利を収めたことを学びました。しかし、いつでもそうであったわけではありません。
使徒時代の終わりから宗教改革(1517 年)の初めにかけて、キリスト教の最も基本的な真理と原則のいくつかが、ローマおよびギリシア哲学にもとづいたさまざまな虚偽やローマ帝国内の多くの宗教都市の権力や欲望と混ざり合いました。これらの虚偽には次のようなものが含まれていました。(1)霊魂不滅(ヨブ14:2、Ⅰテモ1:17、ヤコ4:14)、(2)幼児洗礼(使徒8:12、13、29 ~ 38、9:17、18、Ⅰコリ1:14)、(3)聖人による執り成し(ヘブ8:1 ~6、9:11 ~15)、(4)日曜遵守(出エ20:8 ~11)、(5)行いによる義(ハバ2:4、ロマ2:17)、(6)聖書の真理よりも教会の伝承を重視すること(マタ15:1 ~3、6、マコ7:8)。
4世紀初頭におけるコンスタンティーヌスの名目的な改宗は、さらにキリスト教の純粋性を失わせることになりました。この出来事は大いに歓迎されましたが、一方で、世俗が義を装って教会に入り込んできました。こうして、教会は急速に堕落しました。征服されたかに見えた異教信仰が教会を支配するようになりました。異教の教え、儀式、迷信がキリスト教の信仰と礼拝に組み込まれる結果になりました。
◆ 異端や虚偽は一夜にして出現するものではありません。それらは一つの小さな妥協を通して、ゆっくりと、忍耐強く(忍耐はサタンの特徴の一つ)忍び込んできます。これらの虚偽はみな人間の心の中に生まれます。どうしたらこれらの致命的なわなから自分自身と教会を守ることができますか。
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*本記事は、聖書研究ガイド2002年第1期『キリストとサタンの大争闘』からの抜粋です。