2章– tax –
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管理者の務めと環境【創世記―起源】#10
【この記事のテーマ】 私たちの住んでいる世界は創造主なる神、「天と地、海と水の源を創造した方」からの愛の贈り物です(黙14:7)。神は人間をこの被造物の中に、しかも意図的に神御自身、ほかの人々、そして周囲の世界との関係の中に置かれました。し... -
エデンからの贈り物、安息日【創世記―起源】#11
【この記事のテーマ】 第6の日の終わりに、天地創造は完成しました(創1:31、2:1)。世界は居住できる場所に形づくられ、生き物で満たされました。アダムとエバは神にかたどって造られ、美しい、十分に備えのできた園を住まいとして与えられました。彼ら... -
ペンテコステ(五旬祭)【使徒言行録―福音の勝利】#2
【この記事のテーマ】 「ペンテコステ(五旬祭)」は、ユダヤ人の「七週祭」(出34:22)に相当するギリシア語「ペンテーコステー」に由来するもので、「新穀の献げ物」(民28:26)をささげる祭りとも呼ばれます。「ペンテーコステー」は「50番目」を意味... -
初代教会の生活【使徒言行録―福音の勝利】#3
【この記事のテーマ】 初代教会の切迫感は、これ以上高まりようがありませんでした。メシアの王国設立に関する質問へのイエスの答え方は、時の問題を棚上げにしつつも(使徒1:6〜8)、すべてが“霊”の到来と使徒たちの宣教の完了にかかっているかのよう... -
【レビ記】犠牲とささげ物【1ー3章解説】#3
【この記事のテーマ】 キリストは私たちのすべて 燔祭、素祭、灌祭は、私たちの存在そのもの、また私たちの持ち物のすべてがキリストから来て、キリストのものであることを教えるためのものでした。 ささげ物はキリストのあがないを示している レビ記にで... -
【ヨハネによる福音書】さらに良いもの【2章解説】#3
【この記事のテーマ】 ヨハネ1:1~18でイエスが神についての最高の啓示であることを学びました。イエスは初めから神と共におられました(1、2節)。彼は全宇宙を創造し、それに命を吹き込み、それを保持しておられます(3~5節)。彼は肉において神の栄光... -
【ガラテヤの信徒への手紙】福音の一致【2章解説】#3
【この記事のテーマ】 宗教改革者ジョン・カルヴァンは、不一致と分裂が教会に対する悪魔の重要な策略であると信じていたので、クリスチャンは分派を疫病のように避けなければならない、と警告しました。 しかし、真理を犠牲にしてまで、一致は保たれるべ... -
【ガラテヤの信徒への手紙】信仰のみによる義認【2章解説】#4
【この記事のテーマ】 前回触れたように、ペトロが唱えていた信仰と彼が見せた行動との不一致に対して、パウロはアンティオキアで公然とペトロに立ち向かいました。かつて異教徒だった人たちともはや一緒に食事をしないというペトロの決定は、ひいき目に見... -
【エフェソの信徒への手紙】神の作品としての教会【2章解説】#5
【この記事のテーマ】 フランスの哲学者ミシェル・フコーは、すべての監獄を打ち壊し、囚人を解放すべきであると唱えました。なぜでしょうか。道徳観念、善悪・正邪の観念などというものは、純粋に人間の考え出したもの、つまり権力の座にある者たちがほか... -
【エフェソの信徒への手紙】隔ての壁のない教会【2章解説】#6
【この記事のテーマ】 不可能な可能性 1+1=1あり得ないことでしょうか。いいえ、福音の算数においてはあり得るのです。パウロが教えているように、人間の方程式では不可能なことも、神の力と備えのもとでは可能です。キリストは「双方を御自分において一...