聖書はお酒についてなんと言っていますか?|聖書の疑問

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この記事はこんな人におすすめ!
・聖書が飲酒についてなんと言っているか知りたい
・キリストもぶどう酒を飲んだのでは?
・聖書に登場するぶどう酒の意味について知りたい

結論から言うと、聖書はお酒を飲むことに対してネガティブであり、キリストは飲まれていませんでした。

不幸な者は誰か、嘆かわしい者は誰か
いさかいの絶えぬ者は誰か、愚痴を言う者は誰か
理由なく傷だらけになっているのは誰か
濁った目をしているのは誰か。
それは、酒を飲んで夜更かしする者。
混ぜ合わせた酒に深入りする者。
酒を見つめるな。
酒は赤く杯の中で輝き、滑らかに喉を下るが
後になると、それは蛇のようにかみ
蝮の毒のように広がる。
目は異様なものを見
心に暴言をはき始める。

箴言23章29ー33節

もしかすると「え?でもイエスさまは飲んでなかった?」とか「酒は飲んでものまれるな」という話じゃないの、という声があがってきそうですね。

なぜそのように言えるのかを見ていきましょう!まず、聖書に出てくる「ぶどう酒/ワイン」の意味から考えてみましょう。

目次

聖書に出てくる「ぶどう酒/ワイン」の意味

英語辞書から見る「ワイン」の意味

聖書に登場する「ワイン」はすべて「発酵したグレープジュース」であり、飲酒を聖書が肯定しているのだという意見もありますが、それは時代背景を少し無視してしまっています。

現代の辞書では「アルコールが含まれている発酵したグレープジュース」が「ワイン」とされています。しかし、1955年版の辞書では「ワイン」を次のように定義しているのです[1]

1. ぶどうの発酵したジュース、広義では発酵した、または発酵していないぶどうのジュース。

つまり、1955年時点では「ワイン」は明らかに「発酵していないぶどうジュース」の意味を含んでいたのです。この二重の意味は古い英語の辞書には、はっきりと示されています。

興味深いことに1748年の辞書には次のように「ワイン」は定義されています[2]

1. ぶどうのジュース。2. ぶどう以外の果物から抽出されたアルコール性飲料。3. ワインが人の理性を乱す場合のワインの蒸気。

つまり、「ぶどうジュース」を指す「ワイン」がいつの間にか「アルコール」を指す言葉へと変化していったのです。このワインを指す英語「ワイン」はラテン語の「ヴィヌム」から派生したものですが、このヴィヌムも発酵および未発酵グレープジュースの両方を指していました。

1740年のラテン語語彙集にはこの「ヴィヌム」のさまざまな定義が書かれていて、「甘いワイン」、「煮沸したワイン」と定義されています。これらはともに未発酵グレープジュースなのです。また「ぶどうそのものさえワインと呼ばれる」とも説明しています[3]

ギリシャ語とヘブライ語から見る「ワイン」の意味

またワインはギリシャ語では「オイノス」、ヘブライ語では「ヤイン」です。この2つの単語はワインとグレープジュースのどちらをも指す二重の意味をもっていました。ひとつだけ例を見てみましょう。

ネブカドネザルのエルサレム包囲によって起きた大飢饉のときに、ユダの民を襲った苦しみの生々しく描写が哀歌の中に登場し、そこで子どもが次のように訴えています。

幼子は母に言う
パンはどこ、ぶどう酒< ヤイン>はどこ、と。
都の広場で傷つき、衰えて
母のふところに抱かれ、息絶えてゆく。

哀歌2章12節(括弧内は著者注)

ここで子どもたちが母にぶどう酒「ヤイン」を求めているのです。国が包囲され、飢饉の時に、息も絶えようとしている時に幼な子がアルコールを欲しがるでしょうか。

ここからも、ぶどう酒と訳される言葉がグレープジュースの意味合いを持っていることがわかります。

聖書の時代のぶどう酒が持つ意味

グレープジュースは祝福の象徴

聖書を見てみると、一方ではワインの使用を禁止していながら、他方では喜びの祝福として認めていることがわかります。

創世記27章28節ではイサクがヤコブを祝福して次のように言っています。

どうか神が、天の露と、地の肥えたところと、多くの穀物と、新しいぶどう酒とをあなたに賜わるように。

創世記27章28節(口語訳)

この創世記27章28節では「多くの穀物と、新しいぶどう酒<ティーローシュ>」という表現で豊かさが表現されています。

ここに出てくる「ティーローシュ」はイザヤ書65章8節でも出てくる言葉です。

主はこう言われる。
ぶどうの房に汁<ティーローシュ>があれば、それを損なうな
そこには祝福があるから、と人は言う。
わたしはわが僕らのために
すべてを損なうことはしない。

イザヤ書65章8節(括弧内は著者注)

ここでは、文脈的に明らかに未発酵のぶどうの汁、つまりグレープジュースを指していることがわかります。

またヘブライ語の学者たちの間でも「ティーローシュ」は「(ワイン発酵前の)ブドウジュース[液]」の意味であるとされています[4]

未発酵のグレープジュースは神の祝福の象徴であり、また救い主到来の祝福の象徴でもありました(アモス9書13ー14節)。

礼拝の中でのぶどう酒

民数記18章12節には祭司とレビ人の取り分としてぶどう酒が登場します。

最上のオリーブ油、極上の新しいぶどう酒<ティーローシュ>、穀物など、主にささげられた初物はすべて、あなたに与える。

民数記18章12節(括弧内は著者注)

ここでは「新しいぶどう酒」とありますが、民数記18章27節には「あなたたちの献納物は脱穀したばかりの穀物や搾りたてのぶどう酒と同じものと見なされる。」とあり、穀物ならば打ちたて、ぶどう酒ならば絞りたてであったことがわかります。

つまり、発酵の段階を経ていない未発酵のグレープジュースが「新しいぶどう酒」だったのです。

過越の祭りの中でのぶどう酒

キリストが最後の晩餐をされたのは過越の祭りの時でした。

そのとき、キリストはぶどう酒を飲まれていますが、ここもワインではなく、グレープジュースでした。過越の祭りで未発酵ワインを用いる習慣はユダヤ人だけでなく、数世紀に渡って教会内で定着していたことがわかっています[6]

秋のぶどうの収穫時から春の過越の祭まで、聖書の時代の人々はグレープジュースを保存できなかったので、過越の祭は発酵したワインで祝われていたという考えがありますが、正確とは言えません。

煮つめることによってジュースを濃縮し、シロップ状にすることによって、未発酵のまま保存する方法は一般的によく用いられていました[7]

発酵しているワインの方が保存しやすいというのは現代の感覚で、当時の状況は異なっていました。発酵したワインはカビが生じたり、酢に変わってしまったりすることも多くあったのです。

民数記13章では、この濃縮ブドウジュースを指していると思われる「ダバシュ」という単語が出てきます。

民数記13章23節で斥候はその地の肥沃の証拠として大きなぶどう一房を持ち帰ってくる様子が描かれ、そして民数記13章27節で次のように報告しています。

彼らはモーセに説明して言った。「わたしたちは、あなたが遣わされた地方に行って来ました。そこは乳と蜜<ダバシュ>の流れる所でした。これがそこの果物です。

民数記13章27節(括弧内は著者注)

この「蜜―ダバシュ」は「蜂蜜」以外にも「デーツやグレープからつくる蜜」という意味があります[8]

敵国であるアッシリアに畑を荒らされたユダ王国の人々は遊牧民の食事に戻らざるをえなくなり、その時の様子をイザヤ書7章15節では、「凝乳と蜂蜜を食べ物とする」と表現しています。

ここで用いられているヘブル語は、アッシリア語やバビロニア語版の聖書では『ギー』に相当し、これは他の食べ物のように簡単には腐らない精製されたバターのような食べ物を指しています。当時の人々はまだ蜂蜜を飼っていませんでしたので、ここでの蜂蜜とは、野生の蜂の巣から採取されたものか、さもなければ、この用語はデーツか、いちじくから作られたシロップを指すと考えられます[9]

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カナの婚礼(ヨハネによる福音書2章10節)

言った。「だれでも初めに良いぶどう酒<オイノス>を出し、酔いがまわったころに劣ったものを出すものですが、あなたは良いぶどう酒を今まで取って置かれました。」

ヨハネによる福音書2章10節(括弧内は著者注)

キリストは有名なカナの婚礼の席で「良いぶどう酒」を出されました。

この「良い」という表現ですが、現代の感覚で良い悪いを決めると、この箇所の理解を誤ります。

歴史家のプレニーやプルタークのような同時代の著者は、アルコールのないワインを示していると証言しています[10]

タルムードにこのことは記述されており、19世紀のラビ.S.M.アイザックの証言によっても確認されます。

ユダヤ人は、結婚式の祝宴を含め、聖なる目的の祭に、いかなる種類の発酵飲料も用いない。私的公的奉納物や献酒の際、彼らはぶどうの木の実―つまり新鮮なぶどう―、未発酵グレープジュースやレーズンを祝福の象徴として用いた。発酵は、彼らにとって常に腐敗の象徴である[11]

このことから聖書の時代のユダヤ人たちが結婚祝宴の席では発酵したワインを用いず、未発酵グレープジュースを用いた可能性が十分にあることがわかります。

また「酔いがまわったころ<メソスコー>」と訳されているギリシャ語の動詞メソスコーは、酩酊の意味合いを少しも含まず、十分に飲むことを意味しています。

そのため、RSVでは「だれでも、初めに良いワインを出して、十分に飲んだころに悪いのを……」と訳されているのです。

大酒飲みと呼ばれるキリスト(ルカによる福音書7章33ー34節)

ルカによる福音書7章33節―34節では、「大酒飲み」とキリストは言われていますが、その前を見てみるとバプテスマのヨハネが「悪霊につかれている」と非難されています。ここから、これは根拠なき批判であることが明らかです。

また、弟子たちは「新しい酒<原語グレコース:sweet new wine>で酔っている」(使徒言行録2章13節)つまり、未発酵の甘い新しいグレープジュースで酔っていると言われているのです。

ここからキリストが何を飲み、食べたとしても、批判者たちは大酒飲みと批判した可能性があるとわかります。

胃のために少量のぶどう酒を用いなさい(テモテへの手紙一5章23節)

これからは水ばかり飲まないで、胃のために、また、度々起こる病気のために、ぶどう酒<オイノス>を少し用いなさい。

テモテへの手紙一5章23節

ここでのオイノスが仮に発酵したワインだったとしても、ここでは「少量」のものが「いたみを和らげる」医療目的で用いられていることがわかります。

さらに「水ばかりを飲まないで」とあることから、テモテは発酵および未発酵ワインを慎み、常用していなかったことも読み取れます。

ただパウロが同じ手紙の中で(テモテへの手紙一3章3、8節)で酒を慎むように言及していることからも、飲酒を肯定しているとは考えにくいです。

さらにここで勧められている「少量のぶどう酒<オイノス>」が発酵したワインであると断言はできません。

原語的にも未発酵を指していますが、加えて当時、未発酵ワインは医療目的で使用されていました。

言語学者のアテナイオン(紀元280)は、胃の不調の際に、未発酵のぶどう果汁を飲むようにと進めています[12]

「濃い酒」について(申命記14章26節、民数記28章7節)

銀で望みのもの、すなわち、牛、羊、ぶどう酒、濃い酒<原語シェカール:酔わせる飲み物、ビール>、その他何でも必要なものを買い、あなたの神、主の御前で家族と共に食べ、喜び祝いなさい。

申命記14章26節(口語訳)(括弧内は著者注)

この「濃い酒<シェカール>」は「酔わせる飲み物、ビール」という意味があり、旧約聖書には23回登場しています。また聖書の中でも「発酵した酒」というニュアンスで否定的なものとして使われています。

たとえば箴言20章1節を見てみましょう。

酒は人をあざける者とし、濃い酒<シェカール>は人をあばれ者とする、これに迷わされる者は無知である。

箴言20章1節(口語訳)(括弧内は著者注)

また、この部分を聖書協会共同訳は「ぶどう酒は嘲り、麦の酒<シェカール>は騒ぎこれに迷わされる者が知恵を得ることはない」と訳しています。

しかし、申命記14章26節ではこの濃い酒<シェカール>を神の前で飲んでいます。

この規定を詳しく見てみると「主がその名を置くために選ばれる場所」(申命記14章23節)で食べるようにと命じられており、さらには「レビびと……がそれを食べて満ち足りることができるようにしなさい」(申命記14章29節)とされているのです。

レビ人や祭司については、レビ記で「会見の幕屋にはいる時には、死ぬことのないように、ぶどう酒と濃い酒を飲んではならない」(レビ記10章9節・口語訳)と定められていて、聖なる場所に飲酒をした状態で入ってはいけないとされていました。

この矛盾は、いったい何なのでしょうか。

このヒントは民数記6章1節から4節にあります。

イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。男であれ、女であれ、特別の誓願を立て、主に献身してナジル人となるならば、ぶどう酒も濃い酒<シェカール>も断ち、ぶどう酒の酢も濃い酒の酢も飲まず、ぶどう液は一切飲んではならない。またぶどうの実は、生であれ、干したものであれ食べてはならない。

民数記6章2ー3節(括弧内は著者注)

この民数記6章の規定では「ぶどう」に関連するものをすべて禁止していますが、その中に「濃い酒<シェカール>」が含まれているのです。

このことから、シェカールという言葉はヤインと同じように、アルコールだけでなくグレープジュースを指す可能性があるとわかるのです。

ほかにも、民数記28章7節の規定や申命記14章の文脈、そして礼拝に用いられていた「ワイン<ヤイン>」は未発酵のグレープジュースだったことから、ここで出てくる「濃い酒<シェカール>」がグレープジュースである可能性は十分考えられます。

保存のために「濃縮されたぶどうジュース」が「濃い酒<シェカール>」と書かれているのではないかと考えられるのです。

多くの解説者は、この例では『シェカール』とは高貴で最高のワインのことだと主張しています。ユダヤ人の解説者の多くは、この例では、水で薄めたワイン、あるいは搾ったばかりのワインのようなものを含んで、シェカールを使用していると述べている[13]

いくつかの標準的な英語辞書と聖書百科事典は、ヘブライ語の『シェカール』から英語単語の『シュガー』と『サイダー』を導き出す。もしこれが本当であれば、もともと『シェカール』が甘さが際立った飲料を意味していた仮説をサポートするもっともらしい理由となる[14]

まとめ

聖書はお酒を飲むことに対してネガティブであり、キリストは飲まれていませんでした。

また、聖書には飲酒に対してネガティブであるいくつかの理由が挙げられています。

  • 認知を歪ませる(イザヤ書28章7節、箴言23章33節)
  • 責任ある決断力をそこなわせる(レビ記10章9ー11節)
  • 道徳的感性や抑制力を弱める(創世記9章21節,19章32節、ハバクク書2章15節、イザヤ書5章11ー12節)
  • 病気を引き起こす(箴言23章20ー21節、ホセア書7章5節、イザヤ書19章14節、詩編60編3節)

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参考文献

[1]Funk & Wagnalls New “Standard” Dictionary of the English Language(1955)
サムエル・バキオキ(新名友子)『聖書の中のワイン』新教出版社、1995年、23ページ

[2] Benjamin Marin’s Lingua Britannica Reformata or A New English Dictionary, published in 1748
サムエル・バキオキ(新名友子)『聖書の中のワイン』新教出版社、1995年、24ページ

[3]サムエル・バキオキ(新名友子)『聖書の中のワイン』新教出版社、1995年、25ページ
Thesaurus Lingae Latinae (London, 1740), vol. 4, p. 557.

[4]Koehler, L., Baumgartner, W., Richardson, M. E. J., & Stamm, J. J. (1994–2000). The Hebrew and Aramaic lexicon of the Old Testament ( electronic ed., p. 1728). Leiden: E.J. Brill.

[5]サムエル・バキオキ(新名友子)『聖書の中のワイン』新教出版社、1995年、42ページ

[6]サムエル・バキオキ(新名友子)『聖書の中のワイン』新教出版社、1995年、84ページ

[7]SDA世界総会『アドベンチストの信仰』セブンスデー・アドベンチスト教団、1995年、352ページ

[8]Koehler, L., Baumgartner, W., Richardson, M. E. J., & Stamm, J. J. (1994–2000). The Hebrew and Aramaic lexicon of the Old Testament (electronic ed., pp. 212–213). Leiden: E.J. Brill.

[9]ジェラルド・ウィーラー『悲しみの人 イザヤ書における神と救い』セブンスデー・アドベンチスト安息日学校部、2004年、38ページ

[10]サムエル・バキオキ(新名友子)『聖書の中のワイン』新教出版社、1995年、69ページ

[11] Cited in William Patton, Bible Wines. Laws of Fermentation (Oklahoma City, n. d.), p. 83.
サムエル・バキオキ(新名友子)『聖書の中のワイン』新教出版社、1995年、69ページ

[12]Athenaeus, Banquet 2, 24.
Bacchiocchi, Samuele. Wine in the Bible: A Biblical Study on the Use of Alcoholic Beverages (Unabridged) . Biblical Perspectives. Kindle 版.

[13]Nichol, F. D. (Ed.). (1978). The Seventh-day Adventist Bible Commentary (Vol. 1, p. 925). Review and Herald Publishing Association.

[14]Samuele Bacchiocchi, Wine in the Bible: A Biblical Study on the Use of Alcoholic Beverages (Unabridged) (English Edition),Chapter7,p.199

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