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「主の祈り」はマタイ6:9〜13、ルカ11:2〜4に記録されています。これこそイエスが弟子たちに、また後世のクリスチャンたちに教えてくださった祈りのモデルです。
「主の祈り」の神への呼びかけの部分は、英文では人称代名詞があって、神と私との関係を明確に意識させてくれます。
「(われらの)父よ」
「(あなたの)御名が崇められますように」
「(あなたの)御国が来ますように」
「(あなたの)御心が行われますように」
「主の祈り」は二つの部分に分けられます。前半は神の栄光について、後半は人の必要について述べていますが、各部分は三つの祈りで成り立っています。前半は神の御名、御国、御心を求める祈り、後半は人が食物、赦し、守りを求める祈りです。
御名が崇められますように
私たちは子が親に対するように神に親しみを込めることもできますが、同時に尊い威厳を持ちたもう神の前に畏敬の念をもって伏さなければなりません。神を礼拝する24 人の長老たちや4つの生き物はひれ伏しています(黙示19:4)。
御国が来ますように、御心が行われますように
イエスが王の王、主の主として、大いなる権威をもって再臨し、悪の支配が終わるその日を待望しつつ祈りましょう。そして第一に神の御心が私たちのものとなること、第二にこの苦しんでいる世界が神の御心に服するようになることを祈り求めましょう。
◆「主の祈り」の最初の部分を唱えるとき、神の栄光、力を想像なさいますか。続いて自分の必要を求めるとき、その神の栄光、力についての思いは自分の信仰の励ましになりますか。
*本記事は、『聖書に見る偉大な祈り』からの抜粋です。