清くなるように【ダビデ—悔い改めの祈り】#24

この記事は約2分で読むことができます。

ダビデは、サウルのように「私の評判を守ってください」とは言いませんでした(サム上15:30 参照)。彼は神に自分の堕落した性質を創り変えてくださるように求めました。

ぬぐってください 罪の記録を神の帳簿から抹消することを意味します(出エ32:32、33 参照)。ダビデは、神が裁きの日に自分の罪を数えることのないようにと祈っています(詩31:1、2)。

ヒソプの枝で罪を払ってください ヒソプの枝を血に浸し、それを振りかけることによって、重い皮膚病の人を清めることをさしています(レビ14:6、7)。ヘブライ人への手紙の著者は、この振りかけられた血を“イエスの血”としています(ヘブ12:24)。出エジプトの時、イスラエル人はヒソプの枝で羊の血を家の鴨居と戸口の柱に塗り、滅びを免れました(出12:22)。この羊の血は信仰によって彼らに転嫁されるキリストの義を象徴していたのです。

雪のように白くなるように洗ってください 着物を洗うことを暗示しています(イザ1:18)。洗うことで着物は真っ白になります。「たとえ、お前たちの罪が緋のようでも/雪のように白くなることができる」(イザ1:18)。

罪の赦し以上にダビデは何を神に求めましたか。

詩51:12(口語訳、10)

神は世界を創造されたのと同じ力を用いて、罪人を再創造してくださいます。 

ハリー・オーチャードは、神が自分の生涯に奇跡を行ってくださったことを証ししました。「神との出会いを経験する前は、何時間でも低俗で下品な話をし、世の中のどんな遊びでもやり、人をののしる言葉をまくし立てることができました。しかし生まれ変わった今は、これらの古い生き方はわたしの中から消えてしまい、それらはもはや何の魅力もなくなりました」(ルロイ・フルーム『神によって造り変えられた人』153、154 ページ)。

◆赦され、清められるという順序が反対ではいけませんか。

*本記事は、『聖書に見る偉大な祈り』からの抜粋です。

聖書の引用は、特記がない限り日本聖書協会新共同訳を使用しています。
そのほかの訳の場合はカッコがきで記載しており、以下からの引用となります。
『新共同訳』 ©︎共同訳聖書実行委員会 ©︎日本聖書協会
『口語訳』 ©︎日本聖書協会 
『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

関連コンテンツ

よかったらシェアしてね!
目次