「あなたのお住まいである天にいまして耳を傾け」【ソロモン—神の内住を求める祈り】#27

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ダビデ王は主のために神殿を建てる計画を立てましたが、それは神の望まれるところではありませんでした。神はダビデに、彼の任務がイスラエルを統一し、敵と戦うことにあると言われました。神はダビデに言われました。「あなたは戦いに明け暮れ、人々の血を流した。それゆえ、あなたがわたしの名のために神殿を築くことは許されない」(歴代上28:3)。この理由で、神は神殿を建てる栄誉をダビデの子、ソロモンにお与えになりました(列王上8:16 〜20)。

ソロモンもダビデも神の計画に逆らいませんでした(サム下7:2 7 〜29、列王上8:1 7 〜2 1 参照)。私たちも神のために偉大なことをしたいと望みます。しかし、経験や能力不足のために、主はその務めを他の人に委ねられることがあります。ダビデは逆らわずに引き下がり、ソロモンに栄誉を譲りました。結果はどちらも満足でした。

ダビデが主のための自分の計画実行をあきらめたことから、あなたは何を学びますか。

ソロモンはその奉献の祈りの中で、天でさえ神をお納めするには小さすぎると述べています(列王上8:27)。神は無限にして永遠なるお方、私たちの理解をはるかに超えたお方ですが、私たちのすぐそばにおられます。神は親しい、個人的な友であって、その被造物と交わり、地上の聖所にお住みになります(『SDA 聖書注解』2巻766ページ)。神は心低く神の威厳を認める者に近くおられます。「わたしは、高く、聖なる所に住み/打ち砕かれて、へりくだる霊の人と共にあり」(イザ57:15)。

ソロモンの神殿、民、自分自身のための熱心な願いは何でしたか。

列王上8:28 〜30

◆ソロモンは5度、「耳を傾け」、「聞き届け」、「目を注いで」と神に祈りました。私たちは神のお住まいである天が遠く思えることがあります。あなたは神を身近に感じたことがありますか。

*本記事は、『聖書に見る偉大な祈り』からの抜粋です。

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