カルメル山の対決【エリヤ—改革を求める祈り】#33

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3年半に及ぶひどい飢饉の後、主はエリヤに対決の時が来たことを告げます。干ばつを与えた神は、雨を降らすことがおできになるお方です(列王上18:1)。エリヤは民をカルメル山に集めます。

エリヤは民に何と訴えましたか。

列王上18:21、24

エリヤは「あなたたちは、いつまでどっちつかずに迷っているのか」と迫りましたが、英語聖書では「いつまで二つの意見の間に……」となっています。意見がいろいろに分かれ、物事の判断が明確に見えないとき、たしかに決断が難しい場合がありますが、この時は明確でした。

多くのイスラエル人がバアルとヤーウェの両方に仕えていました。彼らはどちらに仕えるかを決めなければなりませんでした。エリヤが対決を申し出たとき、バアルの預言者たちはしり込みしました。彼らの神は3年半の間、何もしてくれなかったからです。

神から雨をいただくに先立って、民の罪をあがなうための犠牲を捧げる必要がありました(列王上18:23、24)。エリヤは何年も使われていなかった主の祭壇を修復しました。

バアルの預言者の祈り(列王上18:26、28、29)とエリヤの祈り(18:36、37)を比較してください。祈りの長さ、かたち、姿勢、内容、解答への自信、結果などに大きな差がありました。

天から下った火がびしょ濡れに水浸しになっていた捧げもの、薪木、祭壇そのものを焼き尽くしたとき、人々は顔を伏して叫びました。「主こそ神です、主こそ神です。バアルではありません」。

◆エリヤがバアルの預言者を皆殺しにしたのはなぜですか。このことは罪と妥協することに関して何を教えていますか。この原則は私たちの生き方にどのように当てはまりますか。あなた自身のうちに態度をはっきりさせるべき問題はありませんか。

*本記事は、『聖書に見る偉大な祈り』からの抜粋です。

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