屠(ほふ)られた子羊【黙示録:賛美の祈り】#63

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“巻物を開くにふさわしいお方”についてどのように表現していますか。ヨハネはどんなお姿を見ましたか。

黙示5:5、6

力強く勝利する獅子と柔和な屠られた小羊——これは対照的ですがどちらも同じイエスを指しています。獅子はその圧倒的な力によって勝利します。宇宙における最大の力はミサイルや核兵器ではありません。それは堕落した人類のためにご自身の命を捨てる小羊の自己犠牲の愛です。神の愛はその偉大な力をもって地上の国々、頑(かたく)なな心を征服します。獅子は強い力をもって征服しますが、同時に屠られた小羊は最も力ある神の愛で世界と人の心を征服します。

小羊に捧げる「新しい歌」を瞑想して下さい。

黙示5:9、10

イエスの目標はあらゆる種族、民族、国民の中から民を集めて(マタ24:14、28:19、20)、彼らを一つの王国に統一することでした。この王国の市民は、「わたしたちの神に仕える……祭司」(黙示5:10)となるのです。彼らは新しい歌をもってキリストの二つの働きを賛美します。

(1)キリストはご自分の血で人々をあがなわれる。

(2)キリストは彼らに新しい地を統治させられる。

天使の群れは歌います。「屠られた小羊は、力、富、知恵、威力、誉れ、栄光、そして賛美を受けるにふさわしい方です」(黙示5:12)。イエスは天の玉座からベツレヘムの馬小屋、カルバリーの十字架への長い旅の間、すべての権力、富、力、誉れ、賛美を捨て、代わって弱さ、貧しさ、嘲笑、中傷、虐待をお受けになりました。しかし自己犠牲の愛という尊いご栄光は決してお捨てになりませんでした。

◆私たちの身代わりとしてのキリストの死が私たちの礼拝、賛美、祈りの主題、理由、基礎です。もしキリストが死なれなかったなら、人類はどうなっていたと思いますか。今、ここに、このようにしている私はいかがでしょうか。

*本記事は、『聖書に見る偉大な祈り』からの抜粋です。

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『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

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