奉仕の模範【奉仕の主】#59

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新約聖書はイエスの御名において人々に奉仕した男女の模範で満ちています。有名な例として、兄弟のシモンをイエスのもとに連れて来たアンデレ(ヨハ1:40 ~ 42 参照)や困っている人々のために着物を作ってあげたドルカス(使徒9:36 ~ 39 参照)などをあげることができます。

聖書の特定の書巻を選び、その中から奉仕の実例を捜してみると面白いかもしれません。

使徒言行録には、多くの奉仕の模範が記されています。あなたはどの模範に従いたいと思いますか。

イエスの御名において人々に奉仕するとき、私たちはただ主の模範に従っているのではありません。私たちを新たな者に造り変える主の力を実証しているのです。私たちはもはや自己中心的で利己的な存在ではありません。むしろ、ほかの人々に奉仕することに喜びを感じます。自分を忘れて人々のために奉仕することには、だれも否定することのできない力があります。生まれつき自己中心的で利己的な、罪深い人間にとって、これは必ずしも容易なことではありません。日ごとに主に献身することによってのみ可能です。

もう一つ重要なことは、絶えず十字架をながめることです。なぜなら、十字架は無我の奉仕における最高の模範だからです。私たちのために払われた大いなる犠牲、汚れなき神の御子、世界を創造し(ヘブ1:2 参照)、世の罪をその身に負われたお方のことを日ごとに瞑想するとき、私たちの心は砕かれます。十字架の前では、キリストが私たちに求められることは何ひとつ多過ぎません。十字架の前では、私たちの奉仕は神のためになすことのできる最低限のことです。「はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである」(マタ25:40)。

◆ 無我の奉仕の最大の模範であるキリストの犠牲について瞑想してください。そうすることは私たちと私たちの奉仕意欲にどんな感化を及ぼしますか。

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*本記事は、聖書研究ガイド2005年第3期『主イエスを体験する』からの抜粋です。

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