この記事は約2分で読むことができます。
救い主また主イエスが私たちに与えてくださった数々の約束の中で最大のものは、彼が再び来て、私たちをこの罪に病んだ世界から引き上げてくださるという約束です。私たちは主イエス・キリストの再臨のうちにこの希望を与えられています。救い主イエス・キリストは地を天に和解させ、それによって大いなる、輝かしい再臨の日への道を備えてくださいました。キリストは王の王、主の主として、この和解を永遠に完成してくださいます。
これは、キリストを主としてその生活の中に現すすべての人にとって大いなる希望です。しかし、イエスを主としてその生活の中に現すことを拒む人たちにとって、再臨は悲しい、恐るべき日となります。
私たちは今すぐに、カルバリーにおいて私たちのためにすべてをささげてくださったお方に、心から献身したいものです。
イエス・キリストを救い主また主として受け入れた人たちは希望の民です。私たちは喜びに満ちた期待をもって、「祝福に満ちた希望、すなわち偉大なる神であり、わたしたちの救い主であるイエス・キリストの栄光の現れ」（テト2：13）を待ち望んでいます。主イエス・キリストの再臨に対する私たちの希望は、単なる希望的観測ではありません。それは御自分の約束を尊ばれる主の誠実さにもとづいています。
私たちは「戻って来る」という、イエスのこの約束に信頼しています。それは逐語的に訳せば、「戻って来つつある」となります。戻って来るという動詞は現在時制です。それは、いわば「未来的現在」とも言えるもので、描写されている事柄の確実性を強調しています。イエス・キリストはこの約束の中で、御自分の再臨があたかもすでに実現しているかのように断言しておられます。
セブンスデー・アドベンチストは、私たちの主また救い主イエス・キリストの輝かしい再臨という祝福に満ちた望みを持ちつづけてきました。アドベンチストという私たちの名前は、ベツレヘムの飼い葉桶にお生まれになったお方が王の王、主の主として再び来られることを再確認させてくれます。私たちの先駆者たちは主の再臨を遠い昔に期待しましたが、この約束は今でも確実です。「ある人たちは、遅いと考えているようですが、主は約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです。主の日は盗人のようにやって来ます」（Ⅱペト3：9、10）。使徒パウロも私たちの希望の確実性について次のように確言しています。「主御自身が天から降って来られます」（I テサ4：16）。イエスの再臨は希望的観測ではありません。それは確かな希望です。
◆ 失望や不安、恐れを感じている人はもう一度ヨハネ14：1 ～ 3 を読んでください。各聖句の前にあなた自身の名前を入れて、読んでみてください。実際のところ、イエスはあなたに語りかけておられるのです。これらの言葉はあなたに与えられているのです。あなたはイエスのこの尊い約束からどんな希望を与えられますか。
＼ 心のサプリのシリーズ別アーカイブはこちら ／
*本記事は、聖書研究ガイド2005年第3期『主イエスを体験する』からの抜粋です。
