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サタンはさまざまな方法で私たちを誘惑しますが、その目的はいつでも同じです。私たちに神を疑わせ、次に神に背かせることです。エバに対するサタンの誘惑は、基本的には次の三つの部分からなっています。(1)あなたは死なない。(2)あなたの目が開ける。(3)あなたは神のようになる。
この聖句は「サタンの『子孫』すなわち信奉者(ヨハ8:44、使徒13:10、Ⅰヨハ3:10)と女の子孫とのあいだの長年にわたる争闘に言及している。主イエス・キリストは特別な意味で『子孫』と呼ばれている(黙示12:1 ~ 5――ガラ3:16、19 参照)。彼が来られたのは『悪魔の働きを滅ぼす』ためであった(ヘブ2:14、Ⅰヨハ3:8)。……
この宣言の中に、天において始まり(黙示12:7 ~ 9)、地上で継続されたキリストとサタンとの大争闘の記録が集約されている。キリストは地上においても再びサタンを打ち負かされた(ヘブ2:14)。この戦いは最終的に千年期の終わりにサタンの滅びをもって終了する(黙示20:10)」(『SDA 聖書注解』第1 巻233 ページ)。
神が女の子孫と蛇の子孫とのあいだに置かれた敵意はまた、罪深い人間がキリストに立ち帰る方法を暗示しています。それは神の恵み、すなわち聖霊が私たちの心に成し遂げてくださる働きにほかなりません。ニコデモに対するイエスの教え(ヨハ3:5~8)はこの働きについて述べています。聖霊は私たちの良心に働きかけることによって(ロマ9:1)、私たちの罪を指摘し、私たちを十字架に導いてくださいます。こうして、聖霊は私たちが罪を憎み、義を愛するようにしてくださるのです(アモ5:14、15、ヘブ1:9)。
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*本記事は、聖書研究ガイド2002年第1期『キリストとサタンの大争闘』からの抜粋です。