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サムソンは奇跡の子でした。彼の誕生は、神の目的を達成するために与えられた約束の直接的な結果でした。この約束は主の御使いによってサムソンの両親に伝えられました。主の御使いはまた、サムソンの母親の取るべき食べ物や飲み物、サムソンの育て方について詳しい指示を与えました。
士師記13~16章を読んで、サムソンの生い立ちと彼の働きについて学んでください。サムソンの役割はイスラエルをペリシテ人の手から救うことでした。しかし彼は人間的な弱さによって挫折しました。
サタンはサムソンを滅ぼし、その計画を台無しにしようとしていました。悪魔は私たちの弱点を知っており、そこを集中的に攻撃してきます。ですから、私たちは日ごとに主に献身する必要があります。特に、誘惑に遭うときはそうです。神は勝利を約束しておられます。「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます」(Ⅰコリ10:13)。
皮肉なことに、地上で最も強い男がその利己的な欲望のために最も弱い男になりました。サムソンは美しい女たちに目をひかれ、快楽の誘惑に負けました。結局、彼はその「視覚」のゆえに捕らえられ、大きな苦しみと悲しみを味わったのでした。彼はペリシテ人を打ち負かそうとしたのに、かえって彼らに打ち負かされる結果になりました(もっとも、最終的には目的は実現しますが)。
◆ サムソンは勝利者だったでしょうか、敗北者だったでしょうか。人間の弱さについて神がどのように備えをしておられるかを考えてみましょう。
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*本記事は、聖書研究ガイド2002年第1期『キリストとサタンの大争闘』からの抜粋です。