ルツーメシアの先祖となった異邦人【苦難の中の信仰】#28

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ルツはダビデ王の曾祖母にあたります。彼女はモアブ人でしたが、ダビデの系図に記され、ダビデを通してイエスの先祖となりました(マタ1:5、6)。

マタイよる福音書の冒頭にキリストに到る系図が書かれています。その中に異邦人の名がありますが、どんな意図でマタイはその人たちの名をあげたのでしょうか。

神は救いの計画を特定の民族だけに限定されません(黙示14:6)。神は万物の主であり、宇宙の主権者です。神だけが、人種、国籍、民族、性別、その他、サタンが福音を阻害するために設けたあらゆる障害物を打ち壊すことのできるお方です(エフェ2:11~ 18、ガラ3:27 ~ 29)。

ルツはモアブ人でしたが、喜んで真の神を受け入れました。おそらく、ナオミとその家族から神について学んだのでしょう。人々が私たちの生活における神の改変力を見れば見るほど、大争闘におけるサタンの影響力は弱まります。

ルツの物語には真の神の礼拝、愛と信仰、年長者・女性への尊敬、寛大さ、共同体を大切にすること、同情、責任感、礼儀正しさなどが述べられています。

◆ 詩編126:5を読んでください。ルツの生涯はこの聖句の真実性をよく示しています。私たちはサタンの不当な扱いに涙することがあるかもしれませんが、絶えず神に信頼するとき、私たちの涙も喜びに変わるはずです。大争闘においてどのような運命が待ち受けていようとも、私たちは最後には勝利者として喜ぶことができるということに関して、聖書はほかにどんな約束を与えていますか。

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*本記事は、聖書研究ガイド2002年第1期『キリストとサタンの大争闘』からの抜粋です。

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