使命と力【大争闘と教会】#56

この記事は約2分で読むことができます。

異教世界にある教会―十字架はサタンの運命を確定しました。しかし、大争闘は教会が救いの福音を全世界に伝え、キリストが来られるまで続きます。「そして、御国のこの福音はあらゆる民への証しとして、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る」(マタ24:14)。

しかしながら、教会の誕生以来、悪の勢力はさまざまな方法で、教会の内と外から、救いの喜びを伝えようとする教会の働きを妨害してきました。迫害、偽りの教理、内部分裂などは、敵が教会の働きを妨げるために用いる方法です。

しかし、キリストは御自分の教会を見捨てられません。忠実な教会員は聖霊と御言葉の力を受けて、滅び行く世界に真理の旗印を掲げます。

今週(#56~#60、テーマ:「大争闘と教会」)は、各時代の教会が大争闘においてどのような役割を果たしてきたかを学びます。また、神の聖なる使命をゆだねられた教会の一員として、私たちが今、また将来、どのような役割を果たすべきかを考えます。

「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によってバプテスマを授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」(マタ28:19、20)。(使徒1:8、2:1 ~ 4 参照)

教会に対するキリストの命令は不変です。それはすべての世代を含みます。それはイエスの御名を受け入れたすべての人に当てはまります。すべての民に福音を宣べ伝える目的は、魂を救うことであり、人々が互いに励まし合い、なおも世界に福音を宣べ伝えることのできる一つの共同体を築き上げることです。

しかしながら、この目的はサタンの目的に反します。サタンは神の民と神の民のうちにある一致を嫌います。サタンの望みはいつでも羊を散らすことであり、羊をその羊飼い(イエス)から引き離すことです。そのためなら、どんなことでもします。たとえば、(1)文化の違いを利用して教会を分裂させる。(2)聖書に基づかない教理を広めることによって、教会を混乱させる。(3)義務の伴わない心地よい教えを吹聴することによって、教会の感覚をまひさせる。(4)個人的に犠牲を払う気持ちをくじくことによって、教会を弱体化させる。

私たちはひとりではこの敵に対抗することができません。キリストを選ぶか、失敗を選ぶか、二つに一つしかありません。 

ほかの宗教にも偉大な指導者がおり、気高い目標があります。しかし、キリスト教ほど大胆な目標を掲げている宗教はありません。キリストの弟子たちほど、力強い約束を与えられている弟子たちはいません。イエスは私たちの永遠の指導者であり、聖霊は私たちの無限の力の源です。たとえサタンの妨害に遭っても、私たちはイエスと聖霊の助けによって福音を宣べ伝えることができます。

\ 心のサプリのシリーズ別アーカイブはこちら /

*本記事は、聖書研究ガイド2002年第1期『キリストとサタンの大争闘』からの抜粋です。

聖書の引用は、特記がない限り日本聖書協会新共同訳を使用しています。
そのほかの訳の場合はカッコがきで記載しており、以下からの引用となります。
『新共同訳』 ©︎共同訳聖書実行委員会 ©︎日本聖書協会
『口語訳』 ©︎日本聖書協会 
『新改訳2017』 ©2017 新日本聖書刊行会

関連コンテンツ

よかったらシェアしてね!
目次