神の裁き【大争闘の終結】#63

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「大声で言った。『神を畏れ、その栄光をたたえなさい。神の裁きの時が来たからである。天と地、海と水の源を創造した方を礼拝しなさい』」(黙示14:7)。

「永遠の福音」は裁きのメッセージを含みます。裁きはふつう、恩恵期間の終了と教会による宣教の働きの終了を指します。しかし、黙示録14:7 を見れば、弟子たちが裁きの開始と同時に、大いなる宣教命令(マタ28:19、20)を遂行していることがわかります。このことから、裁きは地上で繰り広げられている大争闘と並行してなされるものであることがわかります。

黙示録14:7 にある裁きの宣言は、キリストの再臨直前における最後の審判の開始を意味しています。ダニエル書7 章にあるダニエルの幻も最後の審判を描いています。なぜなら、それが終わるとき、「『人の子』のような者」(キリスト)が永遠の王国を受けるからです(ダニ7:13、14)。これはキリスト再臨の結果として起こる出来事です。

つまり、黙示録14:7 はダニエル書7 章に啓示されていることの宣言であって、キリスト再臨に先行する、天における裁きを指しているわけです。両者は同じ出来事を異なった視点から述べているのです。いずれにしても、この裁きの結果、聖なる者たちが王国を受けます。「やがて、『日の老いたる者』が進み出て裁きを行い、いと高き者の聖者らが勝ち、時が来て王権を受けたのである」(ダニ7:22)。裁きの詳細に関しては、人によって理解の仕方が異なるかもしれませんが、神の民にとって良い結果になることだけは確かです。

◆ あなたは大争闘における再臨前審判の役割をどのように理解しますか。第一天使のメッセージは、神の裁きの時が来たと宣言しています。それはまた、神の正義が立証される時が来たことを意味するのでしょうか。

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*本記事は、聖書研究ガイド2002年第1期『キリストとサタンの大争闘』からの抜粋です。

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