裁きの争点【大争闘の終結】#64

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-裁きの争点には大争闘の発端となったのと同じ争点が含まれています。今日の研究を始める前に、第2課(#6~#10、テーマ:「大争闘の争点」)を復習してください-

黙示録12:17 は大争闘の最後の攻撃に直面する神の民を描写しています。ここに書かれている神の民の特徴を黙示録14:7 の第一天使のメッセージと関連づけてください。

第一の天使はすべての人に、神を畏れ、神の栄光をたたえ、天と地、海と「水の源」を創造した方を礼拝するように求めています。神が安息日を定められたのは人々に御自分が創造主であることを覚えさせるためであったこと、また神の戒めが人々に安息日を守るように要求していることから(創世2:2、3、出エ20:8 ~11)、この最後の戦いにおける神の民の従順には聖書の安息日を守ることが含まれているのは明らかです。

しかし、この従順は単に何かを守ること以上のものです。黙示録14:1 には、神の民の「額には」キリストの名と父の「名とが記されていた」と書かれています。神の御名は神の品性の象徴です(出エ34:5 ~ 7、Ⅰコリ13 章、ガラ5:22、23)。心に神の律法を記された神の民は(ヘブ8:10)、神に従うことによって神の品性を表します。

最後の争点には、真の礼拝と偽りの礼拝、真の福音と偽りの福音が含まれます。この争点が全世界の前に明らかにされるとき、神の創造の記念日である聖書の安息日を拒み、安息日が神の定められた礼拝日でないとして日曜日を尊ぶ人たちは「獣の刻印」を受けるのです。この刻印は反逆の刻印です。獣は、自分たちが礼拝日を変更したのであるから、自分たちの権威は神の律法にまさると主張します。

神によって保証された礼拝形式を守る人たちは、それによって信仰による義を受け入れていることを示し、神が禁じ、獣と獣の像が命じる礼拝形式、つまり人間の作り出した礼拝を守る人たちは、それによって行いによる義を受け入れていることを表します。

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*本記事は、聖書研究ガイド2002年第1期『キリストとサタンの大争闘』からの抜粋です。

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