【すぐわかる聖書講座#37】待ち望むために【神の律法】

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罪との戦いの3つの武器

あなたはこれらの言葉に励まされて、信仰と正しい良心とを保ちながら、りっぱに戦いぬきなさい。ある人々は、正しい良心を捨てたため、信仰の破船に会った。テモテへの第一の手紙1章18節―19節

パウロはここで、テモテに向かって「信仰の破船」にあわないようにと警告しています。再臨を待ち望む船旅の中で、アクシデントに会うことがあるのです。

ここを見てみると、その危機を乗り越えるための3つのヒントが書かれています。

1. 言葉に励まされる

「聖書は、……人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益」です(テモテへの第二の手紙3章16節)。

わたしたちは聖書の言葉(みことば)に励まされて、人生を一歩一歩進むことができます。

2. 信仰

終わりの時代には「イエスを信じる信仰を持ちつづける」ことが期待されています(ヨハネの黙示録14章12節)。

どんな状態でも、どんな環境にあっても、イエスを信じつづける信仰が必要なのです。

3. 正しい良心

わたしは新しい心をあなたがたに与え……る。その時あなたがたは自身の悪しきおこないと、良からぬわざとを覚えて、その罪と、その憎むべきこととのために、みずから恨む。エゼキエル書36章26節、31節

神が新しい心をわたしたちに与えたとき、自分の汚い罪に気がつき、それを憎むようになります。その神の働きを感じる一つの例は、良心の声に苦しむ時でしょう。

やましいことがあるとき、後ろめたいことがあるとき、良心の声がわたしたちの心を苦しめます。そのときに、その「正しい良心を捨て」るなら、信仰の破船にあうのです。

わたしたちは、天国までの船旅を安全に進むために、良心の声に従う必要があります。では、良心の声以外に、船旅を支えてくれるコンパスはないのでしょうか?

次回、このコンパスについて学びましょう!

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