雅歌– tax –
若き頃のソロモンによる愛の物語
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【雅歌】ソロモンという人物【愛の歌】#1
【ソロモンに与えられた神の霊感】 ソロモンの自伝を何げなく読むと,彼がはたして「聖霊に感じ,神によって語った」人のひとりであるのか疑問に思われてくるかもしれません(Ⅱペテ1 : 21)。ソロモンは壮麗な神殿を建てた人,それに伝道の書,蔵言,雅歌(... -
【雅歌】人間関係の教科耆【1章、2章、5章解説】#2
【】 カルバリーの少し前に,イエスは「新しいいましめ」を与えられました。彼はそれによって私たちに最も大切なことを印象づけようとされたのです。「わたしがあなたがたを愛したように,あなたがたも互に愛し合いなさい」(ヨハ15 : 12)。この戒めは私た... -
【雅歌】宝石の陳列箱【1章,2章,4章解説】 #3
【】 詩歌は,聖書記者たちが聖なる真理の深い思想を伝えるために用いた主要な文学形式のひとつです。その簡約された思想,その律動的な思想,絵のような心象,多彩な表現のゆえに,聖書の詩歌は高尚な感情を生み出す新鮮さと快活さを持ち,想像力を喚起し... -
【雅歌】神の愛の賜物【1章,2章,3章】#4
【 】 人間の男女の愛の関係はいろいろな意味においてキリストとその民との関係を表しています。人間はしばしば,相手がまだ自分に何ら関心を持っていないうちからその人の愛情を勝ち取ろうとします。キリストは私たちが彼に関心を持つ前に私たちのために... -
【雅歌】独特の優しい知識【4章解説】#9
【 】 ソロモンとシュラムの女の結婚の思い出は,雅歌の中心的なテーマになっています。雅歌3:6〜11には,公の儀式としての結婚式が描かれています。それに続く聖句(雅4:1〜5:1)に記された微妙なたとえの中に,男女の結婚生活に見られる非常に感動的... -
【雅歌】心の願望【1章解説】#5
【 】 雅歌は,自分の夫である王との宮殿における初期の結婚生活についてのシュラムの女の短い回想をもって始まっています。彼女が冒頭に述べている愛と関心に対する願望が,この詩の基調になっています。しかし,それは彼女の心からの願望の一部にすぎま... -
【雅歌】愛に満ちた言葉【1章、2章解説】#6
【 】 雅歌の特徴の一つは,その内容がすべて, おもにソロモンとシュラムの女との対話になっているということです。このような精巧な手法をこらすためには詩的な才能が要求されるはずです。なぜなら,この形式は雅歌の基本的なテーマである「人間の声を聞く... -
【雅歌】よい人間関係に必要なもの【2章解説】#7
【人間の結ばれる過程】 今週は,ソロモンとシュラムの女の結婚前後における回想について学びます。冒頭の数行(雅2:8〜15)において,妻は自分たちの特別な求婚期間の経験について思い起こしています。これらの聖句は求婚の時期の重要性について教えてい... -
【雅歌】喜ばしい結婚【3章解説】#8
【キリストは理想の結婚生活を回復される 】 神のどんな賜物にもまして,罪は結婚から多くのものを奪いました。結婚に対する観念と結婚生活はしばしば神の本来の計画からかけ離れたものとなっています。しかし,キリストにおいて,罪によって失われたもの... -
【雅歌】砕かれた夢への望み【3章,5章,6章解説】#10
【親交の障害を克服する 】 ソロモンの雅歌には,結婚生活の喜びと悲しみが啓示されています。ソロモンとシュラムの女とのしあわせな結婚式の前と後に,これとは非常に対照的とも言える,争い,緊張,別離の要素をともなった挿入的な物語が述べられていま...
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