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この記事はこんな人におすすめ!
・キリスト教の礼拝や教会に興味がある
・礼拝がどんな様子か知りたい!
・献金をどうすればいいか知りたい
キリスト教の礼拝や教会に興味があるけど、何をしているかを先に知りたいという方もいるのではないでしょうか?
なかなか敷居が高そうで入れない教会。その中で行われている礼拝はどんな感じなのでしょうか。
この記事では、プロテスタントの教会で行われている礼拝について、まとめてみています。
教会の受付で配られる「週報」とは?
教会の礼拝に出席したことがある方の中には、受付で「週報」と呼ばれる配布物を受付担当者から手渡されたことがある方がいると思います。
多くの教会の受付で配布されているこの週報がどのようなものであるかを、2つのポイントで紹介いたします。
また週報を見ながら、プロテスタント教会の実際の礼拝の流れを確認してみましょう。
週報の役割:式次第
週報には多くの場合、その日の礼拝の式次第やプログラムが記されています。
各プログラムの開始時間や流れ、担当者などの情報もここに載っています。
教会ごとに独自のプログラムが行われていたり、プログラムの流れが異なっていたりすることがありますので、初めて行かれた教会では週報を見ながら集会に参加すると、次にどのようなことが行われるのかが分かるはずです!
週報の役割:情報の共有
週報には、教会から礼拝出席者に対するさまざまな案内やお知らせなどが記載されています。
具体的には、近々行われる教会の行事、教会員の訃報、前の週の礼拝出席者数や献金の金額などです。
これらを週報に明記して配ることで、礼拝出席者が教会についての情報を共有することができるようにしています。
礼拝の内容
週報の例
画像左側の中央に「礼拝」と太文字で書かれていると思います。ここから下に書いてある内容が、礼拝の一連の流れとなります。教会によって多少異なる事はありますが、礼拝では主に「讃美」「お祈り」「メッセージ(説教)」「献金」が行われます。
礼拝の流れ
- 前奏
-
「ピアニスト」と書いてある部分、奏楽が流れ、礼拝の始まりに神様に気持ちを向ける時間のことです。
- 頌栄、讃美歌
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讃美歌を歌う時間のこと。歌、音楽を通して神様を礼拝する時間になります。
- 前祷、祈祷、終祷
-
お祈りのこと。その日の説教者や司会者が代表してお祈りします。
- 聖書朗読
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その日のメッセージの中心となる聖書の聖句を朗読する時間です。
- 献金
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献金用の袋やかごが回ってきます。強制ではありませんので、回ってきた袋にお金を入れなくても大丈夫です。
- 説教
-
牧師やその日の説教者が聖書からメッセージを語る時間となります。
お祈りとは
礼拝のプログラムの中で行われるお祈りは、前に立つ司会者や牧師が代表で祈ることがほとんどです。
初めての方は、黙祷の姿勢で参加するといいでしょう。
また教会によっては、ひざまずいてお祈りする教会もありますが、強制ではありません。
賛美歌とは
賛美歌は、その名のとおり、神を讃える歌のことです。
教会のスタイルによって、さまざまで厳かにオルガンの音色に合わせて歌う教会もあれば、ピアノやギターで歌う教会もあります。
また、聖歌隊がいる教会がいれば、バンドが賛美をリードしている教会もあります。
賛美をするときに、みんなで起立する教会もあり、戸惑うかもしれませんが、無理に歌わなくても大丈夫です。
伝統的なスタイルの礼拝で使われている賛美歌は、初めての人でも知っていたり、歌いやすい曲が多いので、みんなと一緒に歌ってみてもいいかもしれません。
賛美歌は、みんなで神を讃えることを目的としているため、歌が上手くなくても心配無用です!
また、みんなで歌う賛美だけでなく、個人やグループで礼拝中に歌う「特別賛美歌」もあります。
説教(メッセージ)とは
プロテスタントの教会で行われる礼拝の大部分を占めるプログラムです。
牧師からの聖書のメッセージを聞く時間ですが、聖書を持っていなくても大丈夫です!
多くの教会では、貸出用の聖書がありますので、受付で言えば貸してもらえます。
献金とは
教会の礼拝に行くと、献金があるよね? あれって、支払わないといけないの?
いい質問だね! 献金について、考えてみよう!
教会の礼拝に参加すると、献金というプログラムがあります。多くの場合、献金を集める担当の人たちが席をまわり、献金を集めます。
献金は義務なのか、どれぐらいをささげれば良いのか、なぜお金を払わなければならないのかなど、戸惑ったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
特に、2022年には世界平和統一家庭連合(旧統一教会)による献金を巡るトラブルが大きなニュースとなりましたので、教会の献金に対して、不安や戸惑いを覚えるのはなおさらのことだと思います。
ある辞典は、献金についてこのように説明しています。
献金とは、恩恵を受けたことに対して、神への感謝として捧げる金銭を指す。
『新聖書辞典』(いのちのことば社)453頁
この説明のとおり、献金は「会費」や「参加費」のように、義務として支払うものではなく、神への感謝として行います。
献金の目的
感謝のあらわれとして
献金は神への感謝のささげものです。聖書には、このように記されています。
各自、不承不承ではなく、強制されてでもなく、こうしようと心に決めたとおりにしなさい。喜んで与える人を神は愛してくださるからです。
コリントの信徒への手紙二 9章7節(新共同訳)
聖書は、献金とはお金をささげる行為という以上に、感謝の心をささげる行為です。
礼拝では、私たちの日々の生活を支えてくださっている神に、その感謝の想いを込めて献金をささげます。
神への信頼のあらわれとして
「わたしはお金があまってしまって、困っている」という方は、きっとほとんどいないでしょう。
お金がいくらあっても、経済的な不安はついてまわります。
そのような社会で生きるわたしたちに対して、物質主義に陥ることなく、神が必ず生活の必要を満たしてくださることを信頼してささげるようにと、神はわたしたちに促しています。
献金をささげるということは、神が私たちの生活を必ず満たしてくださるという信頼を表明する機会となります。神は聖書の中で、神にささげる者に対して、必ず必要を満たしてくださることを約束しています(マラキ書3章10節参照)。
聖書の神をまだ知らない人のために
献金の主な用途は、教会の運営と伝道(布教)です。
伝道はいうまでもなく、まだ聖書の神を知らない方々に伝えることです。
教会を運営する目的の一つは、その地域にあって、聖書に記されている神と、その神がわたしたちに知らせようとしているメッセージを伝えることにあります。
献金は、一人でも多くの方に、聖書の神と聖書の素晴らしいメッセージを伝えるために、用いられます。
よくある質問
礼拝での献金への対応
教会の礼拝に参加して、献金箱が回ってきたら、どのように対応すればよいのでしょうか。
各自、不承不承ではなく、強制されてでもなく、こうしようと心に決めたとおりにしなさい。喜んで与える人を神は愛してくださるからです。
コリントの信徒への手紙二 9章7節(新共同訳)
この聖書の言葉にあるように、もし献金をささげることに抵抗があるならば、献金をささげる必要はありません。
周りの人もそのことをとがめることはありませんので、次の人に献金箱を回してください。
しかし、もしあなたが神の存在を少しずつ実感し、その神様に感謝の応答をしたいと思うようになったら、喜びをもって献金をささげてみてはいかがでしょうか。
また具体的な献金の金額については、決まった額はありません。自分で額を決めてささげてください。
「献金の額が少ないと失礼なのでは」とか、「献金が多い方が信仰的なのではないか」などと考える必要はありません。
服装について
教会によって、来る人の服装もさまざまで、スーツの人が多い教会もあれば、ラフな格好の人が多い教会もあります。
牧師もスーツや祭服を着ている人から、ジーンズでメッセージを語る人など、教会によってさまざまです。
もし、周りから浮くことが怖いのであれば、少しかっちり目のよそゆきの格好であれば大丈夫です。また、男女ともに露出は控えたほうが周りから浮くことはないでしょう。
持ち物やマナーについて
聖書や賛美歌などは、教会に備え付けがあるため、持っていなくても大丈夫です。
また教会のマナーは多くはありませんが、礼拝中にスマホがならないようにマナーモードにすることや礼拝堂での飲食を避けるなどが挙げられます。
クリスチャンでなくても、参加していいの?勧誘されるのでは?
クリスチャンでない方でも、参加は問題ありません。また、行く前にアポイントなどを取る必要もありません。
歓迎されすぎて、引いてしまうこともあるかもしれませんが、それほど、新しい人が来てくれることは教会にとって嬉しいことなのです。
また多くの場合、数回行っただけで、迷惑行為になるほどの過度な勧誘が起こることはありません。
まとめ
もし、教会に興味はあるけど、いきなりは勇気が出ないという方がいたら、まずはオンラインで参加してみることをおすすめします。
下記から礼拝プログラムを視聴できますので、まずはそこからのぞいてみるといいかもしれません。
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