2章– tax –
-
マルコによる福音書解説【イエス・キリストの福音】
【初めに】 何年か前のこと、ワシントン・ポスト誌が3ページに及ぶ特別記事を掲載したことがあります。驚いたのはその記事の長さではありません。というのは、ポスト誌は広範囲にわたる報道の扱いをすることで知られていたからです。わたしを驚かせたのは... -
エフェソの信徒への手紙 -EPHESIANS-【解説】#3
【第6章 垣根のない教会(エフェソの信徒への手紙2章11節~22節)】 1793年、ウイリアム・キャーレイがインドのカルカッタに到着した時、ラム・モハン・ロイとすぐに友だちになりました。この人は敬虔なヒンズー教徒でしたが、カースト、幼児結婚、寡婦殉... -
エフェソの信徒への手紙 -EPHESIANS-【解説】#2
【第3章 賛美と祈り(エフェソの信徒への手紙1章3節~14節)】 序言の挨拶の後に、パウロはエフェソの教会への書簡を、長い祈りの言葉で始めています。この祈りは2つの部分から成り立っています。最初の部分は賛美と感謝の祈り(エフェソ1の3~14)で、第2... -
愛された福音【ヨハネによる福音書】#1
【ヨハネによる福音書の特異な目的史性】 「ワオー、何と美しい人なんだろう!」「その魅力的な人柄」 「私の夢の中の夢のような人!」「これ以上の人に出会うことはないだろう!」「こんなに幸せな思いはかつて一度もなかった!」 私が経験したロマンス... -
愛された福音書【ヨハネによる福音書の解説】#2
【無限包摂の御恵み(ヨハネによる福音書2章23節~4章42節)】 「マアー、どうしましょう!」とサマンサ(実名は不明)は思わず心の中で叫んでしまいました。空の水がめを頭に載せてその井戸に向かっていたときのことです。「いろんな人種の中でも、ことも... -
神は愛である【ヨハネの手紙解説#1~4】
【命の言葉【ヨハネの手紙解説#1】】 命の言であるイエスは、私たちが神を知り、神を信じ、永遠の命に救われることができるように、私たちと一つになられました。 ありのままの神を知るこれはヨハネがメッセージを述べるに当たって表明している重要な主題... -
神は愛である【ヨハネの手紙解説#5~8】
【この終わりの時【神は愛である—ヨハネの手紙】#5】 ある者たちはあらゆる偽りを教えることによって人々を欺こうとしますが、真のクリスチャンは、広範囲に及ぶ背信が終わりの近い証拠であることを認めて、神に忠実に従います。 すぐそこに サッカーの試... -
快楽と事業と知恵、そして神【コヘレトの言葉解説 〜すべてはむなしい〜】#3
【「試み」】 さて、私たちの人生は、今や「検証」されることになります。「コヘレトの言葉」は、「試み」という特別な用語を用いております。「さあ……お前を試みよう」(2の1、口語訳)と。そして、このテストは、人生における三つの価値、すなわち、快楽... -
【ローマの信徒への手紙1章、2章、3章の解説】信仰による従順
【すべての人は罪を犯している【ローマの信徒への手紙1―2章解説】】 ローマの信徒への手紙は見事な書き出しで始まっています。少なくとも最初の17節はすばらしい書き出しです。その17節は、神の義が啓示されたという福音で終わっています。「義」という言... -
神の作品(エフェソの信徒への手紙2の1~10)
【われわれはどのような人であったか(エフェソ2の1~3)】 しばしばローマ書の縮小版と呼ばれている、エフェソ2章1~10節は、イエス・キリストの福音を力に満ちた劇的な運動として描いています。それは、死から命へ、罪から義へ、分離から一致へ、異邦人...