エフェソの信徒への手紙– tax –
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エフェソの信徒への手紙の概要と解説
神学者によるエフェソの信徒への手紙の概要と解説の記事です。その特徴や著者について、また各章の解説をしています。 -
賛美と祈り(エフェソの信徒への手紙1の3~14)
【「天」のあらゆる霊的な祝福(エフェソ1の3)】 序言の挨拶の後に、パウロはエフェソの教会への書簡を、長い祈りの言葉で始めています。この祈りは2つの部分から成り立っています。最初の部分は賛美と感謝の祈り(エフェソ1の3~14)で、第2の部分は、エ... -
教会のための祈り(エフェソの信徒への手紙1の15~23)
【感謝(エフェソ1の15、16)】 挨拶のための最初の2節を除いて、パウロは、エフェソの信徒への手紙第1章全体を祈りのためにささげました。これは、クリスチャンの生活と働きにおける祈りの役割についての霊感に満ちた模範をわれわれに残しています。祈り... -
神の作品(エフェソの信徒への手紙2の1~10)
【われわれはどのような人であったか(エフェソ2の1~3)】 しばしばローマ書の縮小版と呼ばれている、エフェソ2章1~10節は、イエス・キリストの福音を力に満ちた劇的な運動として描いています。それは、死から命へ、罪から義へ、分離から一致へ、異邦人... -
垣根のない教会(エフェソの信徒への手紙2の11~22)
【「そのころは、キリストとかかわりなく」(エフェソ2の11、12)】 1793年、ウイリアム・キャーレイがインドのカルカッタに到着した時、ラム・モハン・ロイとすぐに友だちになりました。この人は敬虔なヒンズー教徒でしたが、カースト、幼児結婚、寡婦殉... -
価値ある歩み(エフェソの信徒への手紙4の1~16)
【ふさわしい歩み――その特徴(エフェソ4の1、2)】 「わたしはあなたがたを」とエレン・ホワイトは述べています。「エフェソの信徒への手紙第4章にある使徒パウロの言葉に向けます。この章全体は、神がわれわれに学び、実践するようにと望んでおられる教訓... -
新しい生き方(エフェソの信徒への手紙4の17~32)
【新しい生き方――古い生き方を捨てる(エフェソ4の17~23)】 クリスチャンの生き方の主要な手引きを記してから(エフェソ4の1~16)、パウロは更にこの生き方を古い価値観を拒み、全く新しいライフスタイル――思想、品性、価値観、関係、動機等において――... -
神の秘められた計画(エフェソの信徒への手紙3章)
【秘められた計画の内容(エフェソ3の1~7)】 エフェソの信徒への手紙第3章は、パウロの自己描写で始まっています。すなわち、「キリスト・イエスの囚人となっているわたしパウロ」です。二つの点に注意を要します。パウロは自分自身を「ネロの囚人」とし... -
クリスチャンの歩みの原則(エフェソの信徒への手紙5の1~20)
【愛によって歩みなさい(エフェソ5の1、2)】 パウロはクリスチャンの生き方の実践的な要求について話を進めています。彼はエフェソの信徒への手紙5章の最初の20節をクリスチャンの歩みの原則に当て、次いで、これらの原則を結婚、家庭、奴隷と主人との関... -
クリスチャンの人間関係(エフェソの信徒への手紙5の21~6の9)
【妻と夫(エフェソ5の22、23)】 結局のところ、キリスト教は、一つの教理体系や一連の神学的な公式ではありません。それは、贖われた者たちの関係に関する良い知らせに基づく生き方なのです。それは、十字架のキリストの和解の御業によってなされた新し...